- 学習法
台形の面積の求め方は?
公式や学習を深めるポイントを詳しく解説

「図形が苦手」「台形が何かわからない」。お子さまのそのようなつぶやきに、頭を悩ませている保護者のかたも多いのではないでしょうか。
図形の学習は算数の基礎となる重要な分野であり、台形は四角形のひとつとして学習します。まずは台形の面積の求め方をマスターして、図形問題に苦手意識をもたせないようにしましょう。
この記事では、台形の面積の求め方や学習を深めるポイントを解説します。また、お子さまの学習習慣の定着におすすめの「進研ゼミ小学講座」についても、メリットを中心に紹介するので、参考にしてください。
台形とは向かい合った1組の辺が平行な四角形
台形は、向かい合った1組の辺が平行な四角形のことです。この平行な辺を「上底」と「下底」と呼びます。なお、上底と下底は、必ずしも図の上側と下側にあるとは限りません。
台形の高さは、平行な2つの辺の間に垂直にひかれている線を指します。斜めの辺の長さは高さにはなりません。
■台形は「1組の向かい合った辺が平行」

平行な2つの辺のうち、どちらを上底、下底としても構いませんが、学校によっては決められた順番どおりに式を書いていないと減点される場合があります。学校では、学校の先生の指導にしたがってください。
ほかの四角形との違い
台形は、ほかの四角形、例えば平行四辺形、長方形、正方形とは性質が異なります。台形は平行な辺が1組だけであるのに対し、平行四辺形などは向かい合った2組の辺がそれぞれ平行です。
■平行四辺形、長方形、正方形は2組の向かい合った辺が平行

「進研ゼミ小学講座」の「チャレンジタッチ」は、台形の面積など難しく感じる算数の問題も、ゲーム感覚で楽しみながら身につけることができます。お使いの教科書に合わせたテキストなので、予習はもちろん復習にも効率的にお使いいただけます。
「チャレンジタッチ」は子どもたちにとって身近な存在になっているタブレット型の教材なので、動画や音声によるレッスンで理解を強力にサポート。特に図形の問題では、動画で展開図に開くなど、紙のテキストとは違った学びをお届けします。重要なポイントを絞り、1回7~15分の 短時間設計で無理なく基礎力が定着します。ケアレスミスや間違いに応じて繰り返し学習できる仕組みで、一人でも学習が進められ、つまずきの解消が可能です。
算数に苦手意識をもつお子さまも、「チャレンジタッチ」なら「もっとやりたい!」に変わります。無料体験教材で、ぜひ「勉強って楽しい!」を実感してください。
台形の面積の求め方
台形の面積を求める公式は下記のとおりです。
<台形の面積を求める公式>
台形の面積=(上底+下底)×高さ÷2
この公式は、「上底と下底をたして、高さをかけて、2でわる」と覚えると良いでしょう。計算する際は、上底、下底、高さの単位を統一し、正確に計算することが大切です。
1cm×1cmの正方形の面積を表す単位は、1cm²(平方センチメートル)です。面積を求める問題の答えには、必ず単位を書きます。
<例題1>
次の図形の面積を求めましょう。

<式>
(3+8)×4÷2=22
<答え>
22cm2
<例題2>
次の図形の面積を求めましょう。

<式>
(3+9)×4÷2=24
<答え>
答え:24cm2
<例題3>
次の図形の面積を求めましょう。

<式>
(6+3)×4÷2=18
<答え>
18cm2
台形の面積を求める公式の導き方
台形の面積の公式は、台形を平行四辺形に変形して考えることで導き出されます。具体的には、形も大きさも同じ台形を180度回転させて元の台形に並べて置くと、1つの大きな平行四辺形ができます。
■台形を180度回転させて並べて置くと平行四辺形になる

ここでできた平行四辺形の底辺の長さは、元の台形の上底と下底の長さの和に等しくなります。高さは元の台形と同じです。
この大きな平行四辺形の面積を求め、それを2でわる ことで、元の台形の面積が求められるという仕組みです。つまり、台形の面積は、合同な台形を2つ合わせた平行四辺形の面積の2分の1にあたります。
■台形の面積を求める公式

台形の理解を深めれば、算数はもっと楽しくなる!
台形は、1組の辺が平行になっている四角形を指します。上底と下底、そして2本の斜めの辺からできていて、身近な台形の例としてとび箱、すべり台、スーパーマーケットのカゴを横から見た形が挙げられます。
台形の面積を求める公式を覚えると、身近な台形の面積を計算できたり、問題をスムーズに解けたりと、算数がぐっと楽しくなります。おうちのかたがお子さまと 一緒に身のまわりの台形を探し て面積を求めてみると、算数と日常がつながって理解が深まるでしょう。
お子さまの学びをさらにサポートするには、「進研ゼミ小学講座」のタブレット教材「チャレンジタッチ」がおすすめです。アニメーション解説で、台形などの面積を求める問題も視覚的にわかりやすく取り組め、丸付けも自動なのでひとりで学習を進められるのが特長です。算数がちょっと苦手なお子さまでも、楽しく、自分のペースで学習の定着につなげられます。図形の面積の学習をしっかり基礎から身につけるために、「進研ゼミ小学講座」の入会をぜひご検討ください。
算数について詳しくは、こちらのページもご覧ください。
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