- 入学準備
小学生になると生活リズムが変わる?
入学前に整えたい生活習慣を解説

お子さまが小学校へ入学するにあたり、「朝きちんと起きられるだろうか」「授業についていけるかな」と心配になるおうちのかたも多いかもしれません。小学生になると、自分で支度を整え、決まった時間に登校し、一定の時間で授業を受ける生活に変わります。そのため、入学前に少しずつご家庭で生活リズムを整えておくと安心です。
この記事では、入学前に整えておきたい生活リズムや、実際の通学と1日の流れのシミュレーション、学習習慣を身につける方法など、ご家庭での取り組みを解説します。
<目次>
小学生になると生活リズムがどう変わる?
小学生になると、1日の過ごし方がこれまでと大きく変わります。朝の登校時刻に間に合うように起きて、身支度を整え、自分で学校に向かう必要があります。
また、幼稚園や保育園では遊びの時間や自由時間が多かったかもしれませんが、小学校では決まった時間に授業を受ける生活に慣れていかなくてはなりません。午前中から学習に集中できるように、早寝早起きや朝ごはんの習慣をしっかり身につけておくことが大切です。
「進研ゼミ小学講座」は、小学校入学前から自分で学習に取り組みたくなる教材がそろっていて、学習習慣を身につける練習にも最適です。さらに、お子さま自身が「わかった」「できた」と実感できる工夫が盛り込まれており、楽しみながら学びのリズムをつかむことができます。
小学校1年生の1日の流れを見てみよう
小学生になったときの1日の流れをご家庭で知っておくと、入学してからの生活のイメージがしやすく安心です。一般的な小学校1年生の1日の流れは、下記の表のようになります。
■小学校1年生の1日のスケジュール
時間帯 | スケジュール |
---|---|
6時半頃 | 起床・朝ごはん・身支度 |
8時頃 | 登校・授業開始 |
12時半頃 | 給食 |
14時頃 | 下校・帰宅後の自由時間・家庭学習 |
21時頃 | 就寝 |
次に、それぞれの時間帯ごとのスケジュールを具体的に見ていきましょう。
6時半頃:起床・朝ごはん・身支度
朝は決まった時間に起きて、自分で着替えや身支度を進める習慣を、少しずつ身につけていきましょう。朝ごはんをしっかり食べることも、元気な1日のスタートには欠かせません。
8時:登校・授業開始
小学校では、子どもたちだけで登下校する場面も増えます。また、授業は1コマ45分単位で進み、午前中は4時間目まで行うことが一般的です。机に向かって集中することが求められるため、座って学習をしたり人の話を聞いたりすることに慣れておくのも大切です。
12時半:給食
小学校の給食は、時間内に食べる意識が必要です。苦手な食べ物などもあると思いますが、あらかじめご家庭でさまざまな食材を試したり、適切な量を食べ切ったりする練習をしておくことで、給食の時間もより楽しく過ごせるでしょう。
14時:下校・帰宅後の自由時間・家庭学習
小学校1年生の4月は、給食が始まるまで午前授業のみの期間があり、早めに下校する日もあります。そのため、入学後の放課後の過ごし方も計画しておくと安心です。
また、1年生になると学校の宿題も始まります。放課後の自由時間も大切ですが、宿題はできるだけ毎日同じ時間に取り組む習慣をつけておくと、生活にリズムが生まれます。例えば、帰宅後はまず宿題を終わらせてから遊ぶ、という流れを作ることで、やるべきことを後回しにせずに済むでしょう。
21時:就寝
小学校低学年の子どもには、9~10時間の睡眠が必要とされています。就寝の時間をなるべく一定に保ち、十分な睡眠をとることで、生活全体のリズムが整いやすくなります。
小学校の入学前にできる生活リズムづくり
小学校への入学で、それまでの生活とは変わる点も多くありますが、生活リズムは一朝一夕で変えられるものではありません。小学校ではどんな1日を過ごすことになるのかをイメージし、ご家庭で少しずつ習慣化していくことが大切です。
ここでは、入学前にご家庭で取り組める生活リズムの整え方を見ていきましょう。
早寝・早起き・朝ごはんを心掛ける
まず取り組みたいのが、早寝早起きと朝ごはんの習慣です。十分な睡眠をとり、さらに朝の時間にゆとりを持ってごはんを食べると、子どもは元気に1日を始めることができます。
早寝早起きを定着させるためには、夜の就寝時刻を安定させることがポイントです。まずは毎日同じ時間に寝ることを意識し、土日も含めて生活リズムが大きく乱れないように心掛けましょう。また、朝ごはんをきちんととることで、脳と体にエネルギーが行き渡り、午前中の授業にも集中しやすくなります。
入学後の生活をシミュレーションしてみる
小学校の入学前に、実際の生活リズムをご家庭でシミュレーションしてみましょう。特に慌ただしくなる朝の時間帯は、何時に起きて、支度にどのくらいの時間がかかるのかを確認しておくことが大切です。
以下の項目は、小学校の始業までに必要なスケジュールを反対に見ていった内容です。始業時刻から反対に考えていくことで、決めるべき起床時刻や就寝時刻が逆算しやすくなります。
<登校までにかかる時間のチェックポイント>
- 小学校の始業時刻は何時か
- 校門や教室が開くのは何時か
- 家から学校までの通学にかかる時間はどのくらいか
- 集団登校があるか、また家を出るのは何時か
- 着替えや身支度、朝ごはんにかかる時間はどのくらいか
- 起床時刻は何時か
- 就寝時刻は何時にするのか
これらを一つひとつ確認しながら、平日の朝の流れを家族で考えてみましょう。例えば、大人と子どもでは歩く速度が違う場合もあるので、通学路を実際にいっしょに歩いてみることもおすすめです。朝は焦らずに行動できるよう、準備時間には余裕を持たせることが大切です。
生活リズム以外にも、入学までに身につけたい生活習慣
小学校での生活をスムーズに始めるためには、生活リズムを整えるだけでなく、基本的な生活習慣や学習への準備も大切です。入学までの間に、ご家庭で少しずつ取り組んでおきたい習慣を紹介します。
あいさつや返事がしっかりできる
小学校では、先生や友達との日常的なやりとりの中で、あいさつや返事が自然と求められます。元気なあいさつや、名前を呼ばれたときの返事ができることは、集団生活を気持ちよく過ごすうえで欠かせません。ご家庭でも、大人が率先して明るいあいさつを交わすことで、子どもにも習慣として定着しやすくなります。
おうちの手伝いをする習慣をつける
小学校では、教室内の当番活動や係の仕事など、自分の役割を果たす場面が多くなるため、おうちの手伝いでその習慣をつけることも大切です。テーブルを拭く、食器を運ぶ、洗濯物をたたむなど、簡単なことでも自分に任されたことをやり遂げる経験が、自信と責任感につながります。
身のまわりのことを自分でできるようにする
学校生活では、保護者がそばにいない状況で、身のまわりのことを自分で行う力が必要になっていきます。服の着替え、持ち物の準備、ランドセルの整理など、日常の基本的なことを一人でできるように練習することが大切です。
また、自分の意見をしっかり伝える力も重要です。大勢の前で発表する機会や、子どもだけで遊ぶ機会もふえるため、相手に伝えることの必要性をご家庭で話しておくのもいいでしょう。
知的な興味・関心を育てる
小学校へ入学するにあたり、本格的な学習が始まる前に、まずは知的なものへの興味関心を育てていくことが大切です。日々の生活や遊びの中で「楽しい」「もっと知りたい」という気持ちを引き出すことが、入学後の学びへの前向きな姿勢につながります。
例えば、テレビで動物が出てきたときに図鑑で調べてみる、ニュースで地名を聞いたときに地図帳を広げてみるといったことで、自然と知識への関心を高めていけるでしょう。
小学校の生活に備えて学習に取り組むなら「進研ゼミ小学講座」がおすすめ
小学校への入学は、子どもにとっても保護者にとっても生活が大きく変化するタイミングです。朝の支度や登校、授業など、新しい生活リズムに無理なくなじむためには、生活習慣を整えておくことが重要です。
「進研ゼミ小学講座」は、小学校入学前からでも学習の習慣を身につけやすい教材がそろっており、楽しみながら学ぶことができます。「わかった」「できた」という実感を通して、子どものやる気を引き出してくれます。小学校の学習への準備として、「進研ゼミ小学講座」を取り入れてみてはいかがでしょうか。
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