- 学習法
小学生の英語を得意にする!
楽しみながら学ぶために保護者ができること

小学校の英語は、中学校での本格的な学習に向けた大切な準備期間です。この時期にできるだけ自然に英語に触れ、「楽しい」と感じられる環境をつくることが、お子さまが英語を得意にしていく第一歩になります。
この記事では、小学生の英語を得意にするために大切な考え方や、保護者のかたができるサポート、そして効果的な学習法についてわかりやすくご紹介します。
<目次>
先輩保護者の多くが早期の英語教育を「やらせておけばよかった」と回答
学習指導要領の改訂により、小学3年生からは「外国語活動」が始まり、5年生からは英語が正式な教科として扱われるようになりました。こうした変化の中で、「小学生のうちから英語にどう触れさせればよいのか」と悩む保護者のかたは少なくありません。
ベネッセが2022年1月に高校生の保護者のかたへ実施した「お子さまの進路・学習に関するアンケート」で、学習面で「やらせておけばよかったこと」として最も多く挙がったのが英語の学習でした。
例えば、アンケート結果には以下のような回答が寄せられています。
<回答内容>
- 小学校低学年から英語を使用した体験をもっとさせてあげたかったです。(高1の保護者のかた/石川県)
- 小学3年生の時に英会話をやめてしまったのですが、英語に触れていた時間が短いからかリスニングがニガテなようでやはり耳を養うのも必要と思いました。(高1の保護者のかた/千葉県)
- 中学生くらいから英語に対するニガテ意識が強くなってしまったので、小学生のうちに英語を習わせたかったです。(高2の保護者のかた/埼玉県)
こうした声からもわかるように、中学生になると学習内容が一気に難しくなり、リスニングやスピーキングへの苦手意識が強まるお子さまも少なくありません。そのため、小学生のうちにできるだけ早く英語に慣れておくことが、英語を得意にするためのポイントになります。
小学校の英語学習は「英語が好き」と感じられることが重要
英語を得意にするためには、知識やスキルの習得よりもまず「好き」という気持ちを持ち続けることが大切です。小学生の段階で「英語は楽しい」と感じられる経験を積むことが、その後の学習意欲や成果につながります。
しかし、東京大学社会科学研究所・ベネッセ教育総合研究所の「子どもの生活と学びに関する親子調査」によると、どの教科でも学年が上がるにつれて「好き」と答える割合は減少していきます。これは、難易度が上がることでわからない問題が増え、苦手意識を感じやすくなるためです。一方で、英語を「好き」と感じるお子さまは、学習の成果も出やすいことがわかりました。つまり、英語を好きでいられる環境づくりが、そのまま成績にもつながっていくといえるのです。
「英語が好き」な気持ちを育てる保護者のサポート
お子さまが英語を得意にしていくためには、お子さまが英語を楽しいと思える環境づくりが大切です。ここでは、英語が好きな気持ちを育てるために保護者のかたができるサポートの具体例をご紹介します。
<英語を好きにさせる保護者のサポート>
- 英語学習の意義を伝える
- 小さな成功体験をたくさん褒める
- 英語を楽しく学べる工夫をする
英語学習の意義を伝える
「英語を学ぶとどんな良いことがあるのか」を伝えるのも、お子さまのモチベーション維持につながります。例えば、海外旅行で英語を使えること、将来の夢の幅が広がること、好きな映画や音楽をそのまま楽しめることなど、身近でわかりやすい例を伝えてみましょう。英語を「勉強」ではなく「未来につながる力」と感じられるようになると、学習への前向きな気持ちが維持できます。
小さな成功体験をたくさん褒める
英語力を伸ばすには、ミスを恐れずにたくさん話すことが欠かせません。また、英語の難易度が上がると、「難しい」と感じて英語を好きな気持ちが減少していきます。英語を楽しく学ぶと同時に、今ある「英語が好き」という気持ちを維持することも重要な意識です。
例えば、テストの点数だけで英語の得意・不得意を決めつけないことや、間違いを過度に指摘しないことは、お子さまのモチベーションを保つために欠かせません。保護者のかたは、発音や文法の細かい間違いを減点的に指摘するのではなく、できた部分を認めてあげる加点の姿勢を意識しましょう。
英語を楽しく学べる工夫をする
英語を勉強として押しつけるのではなく、遊びや生活の一部として取り入れると「楽しい」と感じやすくなります。例えば、日常の中で英語を取り入れてみたり、ゲーム感覚で英語の学習をしてみたりするなど、楽しみながら学べる学習方法を取り入れてみましょう。
小学校の英語を得意にする学習方法
英語を得意にするためには、机に向かう勉強だけでなく、できるだけ早いうちから日常の中で英語に触れる機会を増やすことが大切です。ここでは、お子さまが楽しく取り組める具体的な学習方法をご紹介します。
<小学校の英語を得意にする学習方法>
- 日常生活に英語を取り入れる
- 英語日記・絵日記を書く
- オンライン英会話を受講する
- 映画やドラマを英語で視聴する
- タブレット教材を活用する
日常生活に英語を取り入れる
英語の歌を一緒に歌う、英語の絵本を読む、あいさつや簡単なフレーズを会話の中に取り入れるなど、日常生活の中で英語を使う工夫をしてみましょう。耳から繰り返し英語を聞くことで、自然とリスニング力が育ちます。
英語日記・絵日記を書く
日常の出来事を短い文章や絵とあわせて英語で表現する方法です。身近なことを題材にすると、自然に語彙力や表現力を伸ばせます。間違いを恐れずに書いてみる姿勢を育むことが大切です。
オンライン英会話を受講する
実際に英語を話す機会を持つことは、自信につながります。無料体験レッスンを利用して、お子さまに合った講師や授業スタイルを探すのもおすすめです。実践に近いかたちでコミュニケーションを経験することで、英語を使う楽しさを実感できます。
映画やドラマを英語で視聴する
お気に入りの映画やアニメを英語音声で視聴するのも効果的です。最初は日本語字幕をつけ、慣れてきたら英語字幕に切り替えると、自然な発音や表現を学べます。楽しみながら英語に触れることができるおすすめの方法です。
タブレット教材を活用する
ゲーム感覚でたくさんのネイティブの発音にふれながら取り組めるタブレット教材は、リスニングやスピーキングの力を養うのに効果的です。毎日の学習を習慣化しやすく、保護者のかたのサポートも最小限で済むため、忙しい家庭でも続けやすい仕組みに設計されています。
「進研ゼミ小学講座」のタブレット教材「チャレンジタッチ」は、1日短時間の学習で英語の4技能の力を伸ばせるだけでなく主要教科もまとめて学べるため、学習習慣をバランスよく定着させることができます。
詳細は以下よりご確認ください。
日常に英語を取り入れ、楽しく続ける工夫を
お子さまが英語を得意にするためには、机に向かう学習だけでなく、日常生活の中で自然に英語に触れる時間を増やすことが欠かせません。歌や絵本、会話、オンラインレッスン、タブレット教材など、さまざまな方法を組み合わせて楽しく続けることが大切です。
また、英語に対する「好き」の気持ちを育て、その気持ちを維持していくことも忘れてはいけません。小さな成功体験を積み重ね、安心して挑戦できる環境を保護者のかたもサポートしていくことで、お子さまの学習意欲はぐんと高まります。
とはいえ、毎日のサポートをすべて保護者のかたが担うのは大変です。そんな時は「進研ゼミ小学講座」のタブレット教材「チャレンジタッチ」を活用するのがおすすめです。英語を含む主要教科をバランスよく学べる仕組みが整っており、楽しみながら続けられることで、自然と学習習慣の定着につながります。苦手意識を軽減し、英語学習を得意にするために、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。
- ここでご紹介している教材・サービスは2022年1月現在の情報です。教材ラインナップ・デザイン・名称・内容・お届け月などは変わることがあります。