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植物の成長には何が必要?
発芽と成長の条件をわかりやすく解説

理科の「植物の成長」の単元は、身近な植物への関心を広げるテーマです。学習においては、植物の発芽や成長に必要な条件だけでなく、その条件を調べるための実験方法を理解することが求められます。

この記事では、植物の発芽と成長の条件や、テストでの出題傾向についてわかりやすく解説します。

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植物はどうやって成長する?

植物は、「くきが伸びて背が高くなる」「くきが太くなる」「葉やくきの数が増える」「花が咲く」「実がなる」などによって成長していきます。植物は細胞の集まりでできており、細胞が分裂をくり返して数を増やし、その細胞が大きくなることで成長するのです。

植物の成長では、まず根が出て水や養分を吸い上げ、芽が出てくきが伸び、葉が広がって光を受け取れるようになります。葉では日光を利用してでんぷんなどの養分をつくり、根から吸い上げる養分とともに、くきや葉をさらに大きく育てていきます。

植物の成長のスタート「発芽」の条件とは?

種子から芽や根が出ることを「発芽(はつが)」といいます。種子の中には、根・くき・葉になる部分と、発芽のときに使われる養分(でんぷん)を蓄えた子葉があります。このでんぷんが、発芽のエネルギー源として利用されるのです。
ここでは、植物が発芽するときに欠かせない条件について解説します。

■発芽前のインゲンマメの種子

発芽前のインゲンマメの種子

植物の発芽の条件は水・空気・温度

植物の発芽の条件は水・空気・あたたかさ

植物が発芽するためには、水・空気・あたたかさ(適切な温度)の3つが欠かせません。水を吸収することで発芽のスイッチが入り、空気を取り入れて種子の中の養分をエネルギーに変えることで芽が出ます。また、温度が低すぎたり、高すぎたりすると発芽しません。植物ごとに発芽に適した温度があります。

発芽に日光や肥料は必要ない

発芽に日光や肥料は必要ない

植物が発芽するために、日光や肥料は必要ありません。日光が当たらない土の中に植えた種子が芽を出すように、日光がなくても発芽します。テストなどの問題で、発芽に日光が必要だと思ってしまうのはよくあるまちがいです。

また、野原に生える植物が肥料を与えなくても芽を出すように、肥料は発芽の条件ではないことを覚えておきましょう。

「進研ゼミ小学講座」は、写真や図解が多いので、植物の発芽や成長の条件を視覚的に理解できます。1回の学習が7~15分程度で取り組めて、短い時間で集中して勉強できるなど、お子さまが毎日続けやすい工夫が詰まっています。

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植物の「成長」の条件とは?大きく育つために必要なもの

植物の発芽と成長に必要な条件

植物が大きく育つためには、発芽の条件でもある水・空気・適切な温度が必要です。さらに、成長を続けていくためには日光と肥料も欠かせません。ここでは、植物が成長するために必要な日光と肥料について解説します。

植物の成長には「日光」が必要

植物の成長には日光と肥料が必要

発芽したあとの植物は、日光を浴びることで大きく成長します。葉に日光が当たるとでんぷんなどの養分がつくられて、くきや葉の成長に使われます。日光によって葉は濃い緑色になり、数も多く、大きく育っていくのです。

一方で、日光が当たらないと葉の色は薄くなり、一定の大きさまでは育っても、やがて枯れてしまいます。日光は発芽には必要ありませんが、植物を大きく育てるためには欠かせない条件です。

植物が大きく育つのに必要な「肥料」

植物が成長するには、肥料も必要です。肥料を与えない場合、「くきが細い」「葉が少ない」「葉が小さい」「葉の緑が薄い」など、肥料を与えた場合と比べて成長に大きな差が出ます。自然の野山で植物がよく育つのは、自然の土に、かれた草や落ち葉が分解されて肥料の役割を果たす栄養が含まれているためです。

植物の成長の出題傾向

理科のテストでは、成長の条件として「日光、肥料」と答えるような単純な一問一答ではなく、基礎知識をもとに考えて答えを出す問題が増えています。植物の成長では、発芽や成長の条件について、「どの条件で実験をするか」「条件を変えるとどうなるか」を答える問題がよく出題されます。

<例題>

植物がよく成長するためには、「日光」「肥料」の条件が必要です。これを確かめるために、2本のなえを使ってどのような実験をすればいいでしょうか。「日光」「肥料」から調べる条件を1つ選び、変える条件と同じにする条件に注意して、実験の方法を説明しなさい。

<日光を選んだ場合の答え>

日光を当てて肥料をあたえるなえと、日光を当てないで肥料をあたえるなえの成長の様子を比較する。

<肥料を選んだ場合の答え>

日光を当てて肥料をあたえるなえと、日光を当てて肥料をあたえないなえの成長の様子を比較する。

<解説>

実験方法を答える問題では、確かめる条件以外の条件は同じにして実験する必要があることを理解していることが大切です。

植物の成長の仕組みを理解すれば、理科がもっと楽しくなる

植物は身近な存在であり、公園や学校の花壇などでも観察できます。身近な植物について、「どうやって成長するのか」「成長には何が必要なのか」を知ることで、理科の学習はより楽しくなります。発芽や成長の条件は、実際の植物を使って実験してみるとわかりやすいですが、実験が難しい場合もあるでしょう。図解や写真がたくさんある教材を使うことで、実感をもって学習でき、知識の定着にもつながります。

「進研ゼミ小学講座」は、お子さまの理解度に合わせて、基礎から無理なくステップアップできる教材です。理科の学習に欠かせない図解や写真が多いので、視覚的に理解しやすく、お子さまの興味・関心を刺激する工夫が詰まっています。

  • ここでご紹介している教材・サービスは2025年9月現在の情報です。教材ラインナップ・デザイン・名称・内容・お届け月などは変わることがあります。
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よくあるご質問

植物の発芽に必要な条件は何ですか?
植物が発芽するためには、水・空気・あたたかさ(適切な温度)の3つの条件が必要です。日光や肥料がなくても植物は発芽します。
植物の成長に必要な条件は何ですか?
植物が成長するためには、発芽の条件でもある水・空気・あたたかさ(適切な温度)のほかに、日光と肥料が必要です。日光と肥料がなければ、くきは細く、葉は小さくて少なくなり、一定の大きさまでは育っても、やがて枯れてしまいます。
植物の発芽と成長の学習ではどんな問題が出題されますか?
植物の発芽や成長の条件を一問一答で答えるような問題だけでなく、「どの条件で実験をするか」「条件を変えるとどうなるか」など、条件を確かめる実験方法に関する問題がよく出題されています。

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