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国語で習う敬語とは?
小学生向けに尊敬語・謙譲語・丁寧語を解説

小学5~6年生になると、国語の授業で「敬語」を学び始めます。敬語は、尊敬語・謙譲語・丁寧語などの使い分けが必要なため、お子さまが「この使い方で合っているのかな?」と迷ってしまうことも少なくありません。敬語は大人になってからも日常的に使う大切な表現のため、小学生のうちから正しく理解することが大切です。

この記事では、3種類の敬語の基本や注意点のほか、小学生から敬語を学ぶメリットについて解説します。また、ご家庭で無理なく国語力を伸ばす方法として「進研ゼミ小学講座」のタブレット教材「チャレンジタッチ」についても紹介します。

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敬語とは、相手に対する敬意や配慮を表す言葉遣い

敬語とは、相手への敬意や配慮を表す言葉遣いであり、小学校高学年になると国語の授業で学び始めます。主に目上の人や初対面の相手と接するときに使い、きちんと使えると、丁寧で礼儀正しい印象を与えることができます。

敬語は、国語力を高めるだけでなく、周囲の人との関わり方を学ぶ大切なステップです。正しい敬語を使えるようになることは、将来の人間関係や社会生活においても大きな意味をもつでしょう。

敬語には尊敬語・謙譲語・丁寧語の3種類がある

敬語は、尊敬語・謙譲語・丁寧語の3種類に分けられます。それぞれ使い方や意味が異なり、「誰の動作なのか」「誰に対して敬意を示すのか」によって使い分けることが必要です。

<敬語の種類>

  • 尊敬語
  • 謙譲語
  • 丁寧語

尊敬語

尊敬語は、相手や話題になっている人の動作や物事を高めることで、うやまう気持ちを表す敬語です。相手に関する物事や動作に対して「お」や「ご」をつけたり、特別な言い方をしたりして、敬意を表します。特に、先生や目上の人、お客さまなどに対して使用されます。

<主な尊敬語>

  • 相手に関する言葉に「お」や「ご」をつけた言い方 例:先生の体が心配です。→先生の体が心配です。
  • 「お(ご)~になる」 例:先生が本を読む。→先生が本をお読みになる
  • 「~れる(~られる)」 例:お客さまが来る。→お客さまが来られる
  • 特別な言い方(例:いらっしゃる、召し上がる、おっしゃる、など) 例:先生が教室に来る。→先生が教室にいらっしゃる

謙譲語

謙譲語は、自分や身内の者の動作をけんそんして(低めて)言うことで、その動作を受ける人への敬意を表す敬語です。自分の動作に「お」や「ご」をつけるほか、特別な言い方を使って相手を立てる表現をします。特に、先生や目上の人に自分の行動を説明するときに使います。

<主な謙譲語>

  • 「お(ご)~する」 例:わたしが先生に説明する。→わたしが先生にご説明する。
  • 特別な言い方(例:いただく、うかがう、申し上げる、など) 例:先生から本をもらう。→先生から本をいただく。

丁寧語

丁寧語は、聞き手や読み手に対して丁寧に接するときに使う敬語です。「~です」「~ます」など、文末に用いられることが多く、日常生活でも広く使用されます。あまり親しくない人や大勢の人に対しても、使うことが多い表現です。
尊敬語や謙譲語ほど使い分けが難しくなく、小学生でも比較的早く身につけやすい敬語です。

<主な丁寧語>

  • 「~です」 例:これがわたしの学校だ。→これがわたしの学校です。
  • 「~ます」 例:給食を食べる。→給食を食べます。
  • 「~ございます」 例:教室は3階だ。→教室は3階でございます。

「進研ゼミ小学講座」のタブレット教材「チャレンジタッチ」では、敬語の使い方を練習問題や「赤ペン先生」の個別サポートを通じて、楽しく理解できます。タブレットが一人ひとりに合った学習カリキュラムを作成し、動画授業で解き方を丁寧に解説し、つまずきやすいポイントもわかりやすくフォローします。
解答は自動採点され、間違えた原因も自動で判定されるため、復習までしっかりサポート可能です。「チャレンジタッチ」なら、お子さま一人でも効率良く学習を進めることができます。

「赤ペン先生」「赤ペン」は(株)ベネッセコーポレーションの登録商標です。

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敬語で注意するポイント

敬語は、正しく使えば相手に好印象を与えることができますが、使い方を間違えると不自然な表現になり、相手に失礼な印象を与えかねません。特に「敬語を使う対象」や「二重敬語」には注意が必要です。
ここでは、敬語を使うときに気をつけたいポイントを解説します。

<敬語で注意するポイント>

  • 自分と身内には尊敬語を使わない
  • 二重敬語を避ける

自分と身内には尊敬語を使わない

尊敬語は、相手や話題になっている人の動作や物事を高めることで、うやまう気持ちを表す敬語です。そのため、原則として自分や自分の家族、あるいは同じ立場の人の動作に対しては使いません。もし誤って使うと、聞いている人に違和感を与えることもあるため注意しましょう。

<尊敬語の誤った使い方の例>

  • 誤:息子がおっしゃいました。
  • 正:息子が申しました。

二重敬語を避ける

敬語を使うときには、二重敬語にならないように注意することも大切です。
二重敬語とは、1つの動作に対して同じ種類の敬語を重ねて使うことを指します。丁寧に話そうとするあまり、敬語を重ねてしまうと、かえって不自然な文になります。
敬語は1つにまとめて、簡潔でわかりやすい表現を心掛けましょう。

<二重敬語の例>

  • 誤:先生がおっしゃられました。(尊敬語「おっしゃる」と「~られる」を重ねて使っている)
  • 正:先生がおっしゃいました。

小学生から敬語を学ぶメリット

敬語は、大人になってからも日常的に使う大切な言葉遣いです。小学生のうちから身につけておくと、将来の良好な人間関係の構築や、学力の向上など、あらゆる場面で役立ちます。
ここでは、小学生から敬語を学ぶことで得られる主なメリットを紹介します。

<小学生から敬語を学ぶメリット>

  • 人とのやりとりがスムーズになる
  • 緊張する場面でも自信をもって話せる
  • 国語の能力が高まる

人とのやりとりがスムーズになる

小学生のうちから敬語を使えるようになると、人とのやりとりがスムーズになり、相手の人に丁寧で礼儀正しい印象を与えることができます。特に、先生や目上の人との会話では、言葉遣いが整っていることで信頼関係を築きやすくなるでしょう。

例えば、友達には「これ、持ってくれる?」と話す場面でも、先生には「これを持っていただけますか?」と言い換えることで、相手の受け取る印象は大きく変わります。
このように相手に配慮した言葉選びができれば、誤解やトラブルを避けて、相手と良い関係を築くことにつながります。

緊張する場面でも自信をもって話せる

敬語を日常的に使えるようになると、入学式や発表、面接などの緊張する場面でも、自信をもって話せるようになります。
敬語に慣れていないと言葉選びに戸惑ってしまい、さらに緊張してしまうこともあるでしょう。反対に、普段から正しい敬語にふれ、自然に使えるようにしておけば、大勢の人の前でもスムーズに話すことができます。
また人前でのスピーチや作文発表などでも丁寧な言葉遣いができると、聞き手に良い印象を与えて、聞き手にも良い印象を与えることができるでしょう。

国語の能力が高まる

敬語を学ぶことは、語彙力や表現力を伸ばし、国語の能力を高めることにつながります。例えば、「言う」という動詞でも、相手や場面に応じて「おっしゃる」「申す」「申し上げる」といった敬語表現に言い換える必要があります。
このように、同じ意味の言葉でも敬語の種類によって言い方(表現)が変わることがあり、その使い分けを学ぶ過程で、文の構造や言葉の意味への理解も自然と深まります。その結果、文章や会話の表現が豊かになり、読解や作文の力も育つでしょう。

敬語をはじめとした国語の家庭学習なら、「進研ゼミ小学講座」がおすすめ

敬語は、大人になってからも日常的に使う大切な表現です。だからこそ、小学生のうちから正しく理解し、使い方を身につけておくことが重要です。

「進研ゼミ小学講座」のタブレット教材「チャレンジタッチ」なら、お子さまの国語の理解度に合わせて基礎から応用まで無理なく学習できます。タブレットが一人ひとりに合った1日の学習内容を自動で提案するため、スムーズに学習をスタートできます。

また、1日の学習時間は7~15分と短く設計されているため、集中力が途切れにくく、日々の学習習慣づくりにも最適です。
お子さまの国語力を伸ばしたいと考えている保護者のかたは、「チャレンジタッチ」を家庭学習に取り入れてみてはいかがでしょうか。

  • ここでご紹介している教材・サービスは2025年9月現在の情報です。教材ラインナップ・デザイン・名称・内容・お届け月などは変わることがあります。
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よくあるご質問

敬語とは何ですか?
敬語とは、相手への敬意や配慮を表す言葉遣いで、小学校高学年になると国語の授業で学び始めます。主に目上の人や初対面の相手と接するときに使い、きちんと使えると、丁寧で礼儀正しい印象を与えることができます。
敬語にはどんな種類がありますか?
敬語は、尊敬語・謙譲語・丁寧語の3種類に分けられます。それぞれ使い方や意味が異なり、「誰の動作なのか」「誰に対して敬意を示すのか」によって使い分けることが必要です。
敬語を学ぶ際に注意することはありますか?
敬語は「自分と身内には尊敬語を使わない」「二重敬語を避ける」といった点に注意が必要です。尊敬語は、相手や話題になっている人の動作や物事を高めることで、うやまう気持ちを表す敬語のため、原則として自分や自分の家族、あるいは同じ立場の人の動作に対しては使いません。
また、二重敬語とは、1つの動作に対して同じ種類の敬語を重ねて使うことを指します。敬語を重ねてしまうと不自然な文になるため、1つにまとめて簡潔でわかりやすい表現を心掛けましょう。

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