- 子育て・生活
勉強好きな小学生になる!
おすすめの家庭学習法と声かけを解説

「うちの子、家で全然勉強してない」「何度言っても学習が続かない」「家庭学習が足りているか不安…」。小学生のお子さまについて、このような悩みを抱えているおうちのかたは少なくありません。とはいえ、はじめから勉強好きな子どもは多くありません。「勉強ってちょっと楽しい」「わかるとうれしい」と感じるきっかけがあると、子どもの意欲はぐんと伸びます。
この記事では、子どもの家庭学習時間の目安のほか、勉強習慣を定着させる具体的な方法とやる気を引き出す声かけ例、お子さまの学習意欲を育てる「進研ゼミ小学講座」の「チャレンジタッチ」について詳しく紹介します。お子さまの家庭学習時間や学習意欲に課題を感じているおうちのかたは、ぜひ参考にしてください。
<目次>
小学生の平均的な勉強時間はどれくらい?
小学生になると、どれくらい勉強時間が必要なのでしょうか。東京大学社会科学研究所・ベネッセ教育総合研究所共同研究が実施した「子どもの生活と学びに関する親子調査2024」によると、小学4~6年生の学校以外での毎日の勉強時間は、宿題をする時間の平均が34.2分、宿題以外の勉強時間(学習塾を除く)の平均が22.5分、学習塾での勉強時間の平均が13.6分でした。学習時間の総計平均は70.3分となっています。
2015年から2024年にかけての学習時間の推移を見ると、小学4~6年生では約13分の減少がみられ、学習時間の総計は全体的に減少傾向です。この学習時間全体の減少は、ここ10年で主に学校の宿題の減少が影響していると考えられます。
そのため、学習を定着させるためには家庭学習の重要度が増しているともいえるでしょう。
学年別の家庭学習時間の目安
小学生に必要な家庭学習の時間は、一般的に「学年×10分」といわれます。
<学年別の家庭学習時間の目安>
- 小学1年生:10分
- 小学2年生:20分
- 小学3年生:30分
- 小学4年生:40分
- 小学5年生:50分
- 小学6年生:60分
ただし、この時間はあくまでも目安なので、子どもの集中力や生活スタイル、学校の授業の進度によって柔軟な調整が必要です。
「進研ゼミ小学講座」の「チャレンジタッチ」は、1回7~15分で楽しみながら学べるので、学習習慣の定着におすすめです。各学年で必要な学習を、子どもの理解度に合わせて効果的に理解でき、時間を気にせずに学習の定着を図れます。また、ログインや学習結果に応じたごほうびコンテンツも豊富なので、楽しみながらお子さまのやる気を育てることも可能です。
小学生から家庭学習を始めるべき5つの理由
ここからは、家庭学習をおすすめする理由を解説します。家庭学習は子どもの学力向上だけでなく、将来にわたる成長にとって多岐にわたる価値があります。小学生から家庭学習を始めるべき理由は、下記のとおりです。
<小学生から家庭学習を始めるべき5つの理由>
- 授業での理解不足を補える
- 自分で考えて学ぶ習慣が身につく
- 中学・高校での学習に備えられる
- 非認知能力(継続力・自己管理力)も育つ
- 親子のコミュニケーションの機会になる
授業での理解不足を補える
家庭学習には「授業でわからなかった部分を補う」という大切な役割があります。学校ではクラス全体の進度に合わせるため、小さなつまずきが見逃されがちです。
例えば九九やわり算など、つまずきを放置すると勉強が苦手になってしまうかもしれません。ご家庭で、おうちのかたが「どこでつまずいているのかな?」といっしょに探してあげるだけでも、子どもにとっては大きな支えになります。
こうした日々のサポートが、子どもの「わかった!」という学習の喜び、楽しさにつながるといえるでしょう。
自分で考えて学ぶ習慣が身につく
家庭学習は、自分の力で考える習慣を育てることが可能です。目標を立て、計画を立てて進めると、学びが「やらされるもの」から「自分で進めるもの」に変わっていきます。
例えば、「週末までにドリルを1冊終わらせよう」といった小さな目標でも、達成感を味わうと「次もがんばろう」という気持ちが育ちます。こうした積み重ねが、子どもが自立的に学ぶ姿勢を支え、習慣につながっていくでしょう。
中学・高校での学習に備えられる
小学生のうちに家庭学習の習慣をつけておくと、中学・高校での学びにスムーズにつながります。特に復習を中心にした学習は、理解の土台をしっかり固めるうえで効果的です。
中学生になると、勉強量は急激に増えます。また、部活動も始まって忙しくなりますが、小学生のうちに学習の基礎が身についていれば安心です。学習を習慣づけるには、毎日少しずつ取り組むだけでも効果があります。小学生の間の取り組みが、将来の学びの土台を築きます。
継続力・自己管理力といった非認知能力が育つ
家庭学習は、学力だけでなく「続ける力」や「自分をコントロールする力」といった、テストの点数では測れない「非認知能力」を育ててくれます。毎日決まった時間に勉強すると、少しずつ学習習慣が身につくでしょう。
計画どおりに進まなかったときに「どうしたらうまくいくか」をおうちのかたがいっしょに考えるという経験も、自己管理力を伸ばすチャンスです。
これらは将来、学校生活や社会に出てからも役立つ大切な力といえます。家庭学習には、そのような生きる力を育む可能性が詰まっているのです。
親子のコミュニケーションの機会になる
家庭学習の時間は、おうちのかたがお子さまと自然に会話ができる貴重なチャンスです。例えば、「今日のドリル、どうだった?」と声をかけるだけで、子どもは安心し、話しやすくなります。
勉強がわからず困っている様子に早く気づけたり、小さな成長をいっしょに喜べたりすることも家庭学習ならではの魅力です。おうちのかたからの「できたね」「がんばったね」といった声かけは、子どものやる気と自己肯定感の両方を育ててくれます。学びを通じた対話が、信頼関係を深めるきっかけになるといえるでしょう。
勉強習慣を定着させる具体的な方法とやる気を引き出す声かけ例
ここでは今日から始められる、無理なく続く学習習慣を定着させる方法と、保護者のかたにおすすめの声かけ例を紹介します。
<勉強習慣を定着させる具体的な方法>
- 毎日決まった時間と場所で学ぶ
- スモールステップで成功体験を積ませる
- 保護者が学習を見守り、ポジティブに関わる
- 視覚的に学習を「見える化」する
毎日決まった時間と場所で学ぶ
勉強を習慣化するには、「いつ・どこでやるか」を決めることが大切です。毎日同じ時間に同じ場所で取り組めば、「この時間は勉強するもの」と自然に体が覚えていきます。
例えば、「学校から帰ったら30分だけ机に向かう」と決めるだけでも、学びのスイッチが入りやすくなります。勉強をする場所も、できればリビングなど保護者の目が届く場所が理想的です。「今日も時間どおりに始められたね」といったちょっとした声かけや見守りが、子どもの安心感につながり、集中力も高まります。
スモールステップで成功体験を積ませる
子どもの「できた!」という小さな達成感は、次のやる気につながります。いきなり難しい内容や長時間の学習を求めるよりも、最初は「5分だけ」「1ページだけ」といった小さなステップから始めるのが効果的です。成功体験を積むと、子どもは「やってみれば案外できるかも」「わかるっておもしろい」と自信を持てるようになります。
さらに、「タイマーで5分チャレンジ!」のようにゲーム感覚を取り入れると、楽しく取り組めます。無理なく、楽しく続けられることが、習慣づくりのカギです。おうちのかたからは、日々勉強できた事実とそのプロセスを、積極的に褒めてあげてください。
保護者が学習を見守り、ポジティブに関わる
子どものやる気を引き出すには、保護者のあたたかい声かけが欠かせません。テストの点数といった結果だけでなく、「今日もがんばって机に向かったね」など、プロセスを認める言葉がけが、子どもの自己肯定感を育てます。
特に小学生には、「字がていねいに書けたね」「時間どおりに始められたね」など、具体的に褒めると効果的です。また、おうちのかたがいっしょに勉強すれば、子どもにとって勉強が身近なものになりやすくなります。とはいえ、あまり口を出しすぎず、困っているときにそっとサポートする「見守りスタイル」がおすすめです。
視覚的に学習を「見える化」する
「どれだけがんばったか」が目に見えると、子どもの達成感はぐんと高まります。学習の記録をカレンダーに残したり、できた日にシールを貼ったりすると、「こんなに続けられた!」「次もきっとできる」という自信につながります。
例えば、1週間分の学習予定をホワイトボードに書き出し、終わったらチェックを入れるのもおすすめです。目に見える形で成果を残すと、勉強が「やらされるもの」から「がんばりが見える楽しいもの」へと変わっていくでしょう。
学年別おすすめの家庭学習法
ここからは小学1年生、小学2~4年生、小学5~6年生それぞれの子どもの発達段階に合わせた勉強法と、やる気を引き出す声かけについて紹介します。
<学年別おすすめの家庭学習法とやる気を引き出す声かけ>
- 小学1年生:「勉強は楽しい」から始めよう
- 小学2~4年生:「自分でやれる」で自信につなげる
- 小学5~6年生:「目標」を設定して意識を高める
小学1年生:「勉強は楽しい」から始めよう
小学1年生は、「勉強=楽しい」と感じる体験を積み重ねることが大切です。また、無理に長時間勉強させるよりも、まずは「机に向かうこと」の習慣づけが第一歩といえます。
「帰宅後に5分だけ音読」「決まった時間に1ページだけドリル」など、短くて達成しやすい学習がおすすめです。お絵描きや読書などから始めるのもよいでしょう。
大切なのは、楽しみながら机に向かうことのルーティン化です。「今日も大きな声で読めたね」「毎日ドリルができてえらいよ」といった、保護者の具体的な声かけや励ましが、次のやる気につながります。
小学2~4年生:「自分でやれる」で自信につなげる
小学2~4年生になると学習量が増え、暗記や応用力も求められてきます。この時期は、学習内容の理解を深めながら「自分でできる」経験を積ませることが大切です。
学習できたらカレンダーにシールを貼ったり、5分でできるかに挑むチャレンジ形式で進めたりと、ゲーム感覚を取り入れるとやる気もアップします。保護者は見守りつつ、「困ったら、いつでも質問してね」とサポートに徹するのが理想です。成功体験を通じて自信が育ち、「もっとやってみよう!」という意欲が自然と引き出されていきます。
小学5~6年生:「目標」を設定して意識を高める
小学5~6年生では学習の難度も量も上がり、自主的な勉強が必要になってきます。この時期は、目標を立てて振り返る習慣をつけることが学びを深めるカギになります。
「週末までにドリルを終える」といった小さな目標でも、達成体験がやる気につながります。できなかったときも「どうすればできるか」をいっしょに考えることが大切です。目標を立てて実行する、できたら振り返って修正する、というサイクルを繰り返すと、計画的に学ぶ力が育っていきます。
「進研ゼミ小学講座」なら、学習習慣が自然と身につく
学習習慣を身につけるには、毎日コツコツ続けることが一番。その点、「進研ゼミ小学講座」は、子どもが自分のペースで無理なく学べる工夫が詰まっています。タブレット型の「チャレンジタッチ」なら、学習が視覚的・体感的でわかりやすく、取り組みやすいのが魅力です。「進研ゼミ小学講座」の「チャレンジタッチ」の主な特長を紹介します。
今日やることを自動で提案してくれるから迷わない
「進研ゼミ小学講座」では、タブレットが子どもの学力や学習履歴をもとに、最適な学習内容を毎日提案してくれます。どこから始めればいいか迷う必要がなく、やることが明確なので取りかかりやすいのが特長です。1回の学習は7~15分程度なので、無理なく続けられ、いつの間にか「毎日やるのが当たり前」に。親が細かく計画を立てなくてもいいので、忙しいご家庭でも安心して取り組めます。
ごほうびコンテンツで「がんばりたい!」気持ちを応援
子どもが楽しく学べるよう、「チャレンジタッチ」には工夫がたくさんあります。好きな景品と交換できる「努力賞ポイント」が学習のかんばりに応じてもらえたり、ゲーム形式で知識を確認できたりと、やる気を引き出す仕掛けが満載です。勉強は大変というイメージではなく、「勉強すれば楽しいことが待っている」という前向きなサイクルを生み出します。
飽きずに続けられる!やる気アップの仕組みが充実
「チャレンジタッチ」は、キャラクターからの応援やストーリー仕立ての構成など、お子さまが夢中になる工夫が満載です。また、自動採点・フィードバック機能により、保護者の丸つけの手間も不要なうえに、苦手を放置しません。飽きずに続けられ、やる気アップにつながるでしょう。
生活や個性に合わせて環境を変え、勉強好きな小学生になろう!
小学生のうちに家庭学習を習慣づけると、学校での授業の理解度が深まり、みずから学ぶ姿勢が身につきます。各家庭の生活に合わせたスタイルで、家庭学習をルーティン化するとよいでしょう。
「進研ゼミ小学講座」の「チャレンジタッチ」を活用すれば、子どもは楽しみながら自立した学習ができるようになります。学習環境を整えれば、学ぶことが「おもしろい!」に変わり、自信とやる気が育ちます。「進研ゼミ小学講座」で、お子さまの「好き!」を応援してみませんか?
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