- 学習法
小学生が漢字の勉強を苦手に感じる理由は?
家庭でフォローする方法

漢字は、小学生の多くがつまずく学習分野の1つです。進学するにつれ、画数の多い漢字や熟語も増え、反復練習だけでは覚えられなくなるお子さまも少なくありません。お子さまが漢字に苦手意識をもつ背景には、学習方法の偏りや心理的なハードルの高さがあります。
この記事では、漢字の勉強のハードルを下げるポイントや具体的な学習方法のほか、ご家庭での適切なサポートについて紹介します。また、家庭学習で無理なく着実に漢字力を伸ばす方法として、「進研ゼミ小学講座」のタブレット教材「チャレンジタッチ」の活用についても紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
<目次>
漢字を苦手に感じてしまうのはなぜ?
漢字の勉強では、何度も書いて覚える方法をとることが多くあります。しかし、同じ字を何十回も書くような反復練習をやりすぎると、ただ記号を書き写すだけの作業になってしまいます。大人でも、単調な作業が続くと集中力が切れたり、考える力が鈍くなったりしますが、それはお子さまも同じです。「漢字の勉強は同じことのくり返しで退屈」と感じてしまうと、学習に身が入らなくなってしまうのは当然といえます。
さらに、こうした単調な方法を続けると脳の働きが鈍り、記憶にも定着しにくくなります。その結果、「何度も漢字の書き取りをしたのに、テストで間違えてしまう」といったことも起こってしまうでしょう。
漢字の勉強のハードルを下げるには「読み」から
漢字への苦手意識があるお子さまの場合、まずは「書くこと」よりも、「読めること」をゴールに設定すると、取り組みやすくなります。ここでは、漢字の勉強のハードルを下げるポイントを紹介します。
<漢字の勉強のハードルを下げるポイント>
- 問題を解くのではなく声に出して読むことから始める
- 難しい訓読みは送りがなをヒントにする
問題を解くのではなく声に出して読むことから始める
漢字の読みを問う問題では、お子さまに声に出して読むように促してみてください。最初は正解を目指すのではなく、漢字に親しむことを目的にします。そのため、「読めなかったら、すぐに答えを見ていいよ」と伝えるのがポイントです。お子さまが無理なく取り組めるように、漢字への心理的ハードルを下げる意識をもちましょう。
難しい訓読みは送りがなをヒントにする
難しい読みの漢字は、訓読みの場合が多く、送りがながつくのが特徴です。(例:「半ば(なかば)」や「備える(そなえる)」)こうした漢字は、送りがなをヒントにすると、読み取りやすくなります。
送りがなの前後で意味がどうつながるかをお子さまと一緒に確認しながら読むと、自然と読める漢字が増えるでしょう。
漢字の訓読みについて詳しくは、こちらのページをご覧ください。
音読みと訓読みの違いは?特徴や見分け方を解説
漢字は成り立ちを知ると覚えやすい
漢字を効率良く覚えるには、丸暗記しようとするのではなく、分解して成り立ちを理解するのが近道です。具体的な方法は、以下のとおりです。
<漢字を成り立ちから理解する方法>
- まずは漢字を分解してみる
- 成り立ちを理解する
まずは漢字を分解してみる
漢字を覚えやすくするには、まずどのようなパーツでできているか、意識することが大切です。漢字は部首などのいくつかのパーツから成り立っているため、全体を丸暗記するのではなく、構造に注目すると理解が深まります。
以下のような方法で、お子さまと一緒に漢字を分解してみましょう。
<漢字を分解する方法>
- 漢字のパーツごとに丸をつける
- 分解できそうなところに線を引く
■漢字の分解方法の例
部首の覚え方について詳しくは、こちらのページをご覧ください。
漢字の部首の覚え方は?辞典の使い方や効果的な学習法を解説
成り立ちを理解する
漢字の成り立ちを理解すると、ただの記号ではなく意味をもった「絵」として印象に残りやすくなります。例えば「化」という字は、人を表す「にんべん」と、人が逆さまになった姿を表すパーツからできています。人が姿を変えた様子から「化」という意味になっている、といった成り立ちを知ると、記憶に定着しやすいでしょう。
さらに、「変化」「化物」など、その漢字を使った熟語も併せて覚えると、意味の広がりや使い方の違いが自然と理解できるようになります。
書く練習を工夫する
部首や成り立ちを理解できたら、いよいよ漢字を書く練習です。ただし、ただ量をこなすのではなく、以下のようなポイントをおさえて取り組みましょう。
<漢字を書く練習のポイント>
- 意味や形を関連づけて書く
- 書き順の基本ルールを覚える
- アニメーションを活用する
意味や形を関連づけて書く
漢字は、意味や形のつながりを関連づけて書くと、記憶に残りやすくなります。例えば、同じ部首をもつ漢字や、似たパーツを使った漢字をまとめて練習すると、つながりが見えて理解が深まります。
また、「始まる」と「終わる」のような対義語をセットにする、「反」「版」のように読みが同じ漢字をグループにするといった方法で覚えるのも効果的です。
書き順の基本ルールを覚える
漢字を書くときは、基本的な書き順ルールに沿って練習することが大切です。「上から下」「左から右」「横画と縦画が交わるときは横を先に」などのルールを意識すると、バランスのとれた字が書けるようになります。ただし、これらはあくまで原則のため例外もありますが、まずは基本に沿って書き順を確認する習慣を身につけましょう。
■書き順のルールの例
アニメーションを活用する
タブレットなどのデジタル教材では、一画ごとの正しい書き方を示す、「書き順アニメーション」が用意されている場合があります。アニメーションに合わせて指やペンを動かして漢字をなぞると、点の有無や線の本数、バランスを意識しやすくなります。
ご家庭で保護者のかたがお子さまの横に付きっきりになり、すべてをチェックするのは簡単なことではありません。そのようなときに強い味方になるのが「進研ゼミ小学講座」のタブレット教材「チャレンジタッチ」です。タブレットがお子さまの書いた字形をその場で細かく判定。筆順はもちろん、自分では気づきにくい「とめ・はね・はらい」まで指導するため、保護者のかたが付きっきりにならなくても、お子さま一人で正しくきれいな文字を身につけられます。
漢字のタブレット学習について詳しくは、こちらのページをご覧ください。
漢字はタブレット学習で対策!小学生向け漢検対策も可能な教材を解説
漢字の勉強をご家庭でフォローする際のポイント
漢字の勉強では、ご家庭での関わり方を工夫すると、お子さまの苦手意識をやわらげる大きな助けになります。お子さまが「これならできそう!」「ちょっとおもしろいかも」と思えるような、フォローのポイントをご紹介します。
<漢字の勉強をご家庭でフォローする際のポイント>
- ゲーム感覚で練習をする
- 苦手な漢字は大きくゆっくり書く
- 習った漢字で作文する
- 日常生活の中で漢字を意識する
ゲーム感覚で練習をする
漢字の勉強では、ゲーム感覚で覚えられるような楽しさを取り入れるのが効果的です。例えば、ドリルやテキストの中からランダムに問題を出してクイズ形式にするなど、遊びの要素を取り入れると、お子さまも抵抗感なく取り組めるでしょう。
家事の合間など、ちょっとした時間を活用して、お子さまとゲーム感覚で行うのがおすすめです。
苦手な漢字は大きくゆっくり書く
お子さまが苦手な漢字は、大きくゆっくり、丁寧に書くように声をかけると、書き方の感覚をつかみやすくなります。特に、画数の多い漢字は、しっかり時間をかけて書きましょう。また、丁寧に書くことで「自分でもきれいな字が書けた」と感じられ、お子さまは自信をもてるようになります。
習った漢字で作文する
習った漢字を使って自由に文を作ると、学んだ内容を深く理解できます。同じ漢字を何度も書くだけでは飽きてしまいますが、作文にすれば意味や使い方を自然に身につけることが可能です。
また、想像力を働かせながら文章を考えられるようになるため、表現する楽しさにもつながるでしょう。
日常生活の中で漢字を意識する
漢字の勉強では、日常の中にある漢字を意識することも大切です。例えば、お子さまと一緒にニュースや本、看板などで見かけた漢字の読み方を確認したり、「こう読むんだよ」と声をかけたりすると、自然に知識が増えていきます。
毎日の積み重ねで、漢字をもっと好きになろう
漢字に苦手意識をもつお子さまの中には、単調な反復練習を退屈に感じ、学習への抵抗感につながっているケースも少なくありません。まずは、漢字を読むことから始めて心理的ハードルを下げ、部首や成り立ちを理解してから、漢字を書く練習につなげるのがおすすめです。
漢字の勉強は、ご家庭でのサポートも欠かせません。とはいえ、保護者のかたが毎回付きっきりで見るのは難しいこともあるでしょう。そんなときに役立つのが、「進研ゼミ小学講座」のタブレット教材「チャレンジタッチ」です。書き順はもちろん、「とめ・はね・はらい」まで自動で判定し、お子さま一人でも正しい書き方を身につけられます。さらに、学年や学力に合わせたカリキュラムで、無理なく続けやすいのも魅力です。漢字の勉強をサポートする教材として、活用してみてはいかがでしょうか。
- ここでご紹介している教材・サービスは2026年3月現在の情報です。教材ラインナップ・デザイン・名称・内容・お届け月などは変わることがあります。









