- 子育て・生活
小学生の忘れ物が多いのはなぜ?
効果的な対策と悪化を招くNG対応

小学生の忘れ物は、多くの保護者のかたにとって悩みの種になりがちです。しかし、その頻度が高い場合、単なるうっかりミスや本人の性格だけではなく、生活リズムの変化、心身の負担、脳の記憶の仕組みなど、さまざまな要因が背景にあると考えられます。
この記事では、忘れ物が多くなる原因を整理し、ご家庭で無理なく実践できる効果的な対策や声かけのポイント、状況を悪化させてしまうNG対応について解説します。原因に合わせた適切なサポートを知り、お子さまが忘れ物をせず、自信を持って生活するための習慣づくりにお役立てください。
<目次>
忘れ物が多い小学生に見られる特徴と原因
小学生のお子さまの忘れ物が多いことに悩んでいる場合、その原因を知ると、適切なサポートへの第一歩となります。考えられる原因は以下のとおりです。
<忘れ物が多い小学生に考えられる主な原因>
- 環境変化や生活習慣に起因している
- 情報を整理・記憶する力が影響している
環境変化や生活習慣に起因している
入学や進級、学期の変わり目などの環境変化は、小学生の忘れ物が増える原因の1つとなります。この時期は、時間割の変更や授業時間の増加といった、さまざまな変化が重なります。新しい環境に適応しようとがんばる中で、頭の中の整理が追いつかず、結果として忘れ物が増えてしまうケースも少なくありません。
また、生活リズムの乱れや睡眠不足が影響している場合もあります。特に、これまで問題がなかったのに急に忘れ物が増えた場合は、お子さまが心身の疲れや余裕のなさを抱えている可能性もあるでしょう。
生活習慣の整え方について詳しくは、こちらのページをご覧ください。
小学生になると生活リズムが変わる?入学前に整えたい生活習慣を解説
情報を整理・記憶する力が影響している
忘れ物が多い原因には、「ワーキングメモリー(作業記憶)」という脳の働きが関係している場合もあります。ワーキングメモリーとは、入ってきた情報を一時的に脳内にとどめ、整理・処理する能力のことです。
このような処理に苦手さがあると、「先生の話を聞きながら連絡帳を書く」「明日の準備をしようと思っていたのに、話しかけられて忘れてしまう」といった、複数の情報を同時に処理することや、記憶を保持し続けることが難しくなります。
忘れ物が多い小学生への対策
小学生のお子さまが忘れ物をしてしまう原因がわかったら、次は具体的な対策を考えていきましょう。ここでは、ご家庭で実践しやすい効果的な対策を紹介します。
<忘れ物が多い小学生への対策ポイント>
- お子さまの自立を促す「ちょうどいい手助け」
- ルールづくりと環境整備
- 声かけやアラームの活用
- 成功体験を積み重ねるサポート
お子さまの自立を促す「ちょうどいい手助け」
お子さまの忘れ物を減らすには、自立を促すための、適度な手助けが必要です。ただし、保護者のかたがすべて先回りして準備をしてしまう関わり方や、逆に突き放すような放任は、どちらも望ましい対応とはいえません。お子さまの様子を見ながら、必要に応じてサポートの仕方を見極めましょう。
例えば、お子さまだけで学校の準備が難しい場合は、親子で一緒に準備するところから始めます。一方で、準備の流れは理解しているものの行動に移れない場合は、タイミングよく声をかけて、準備に取りかかるきっかけをつくるのが効果的です。
ルールづくりと環境整備
お子さまの忘れ物を減らすためには、ルールづくりと環境整備も欠かせません。特に、学校で使う教科書やノートといった学用品の置き場所を決めるなど、物理的な環境を見直すのが効果的です。
何をどこにしまうかを親子で話し合い、定位置のルールを決めましょう。保護者のかたは、ランドセルや教科書、文房具が、お子さまにとって取り出しやすい状態になっているかを確認します。机のまわりを整理し、片付けやすい環境を整えると準備の負担が減り、忘れ物をしにくくなります。
声かけやアラームの活用
忘れ物をしないための行動が習慣化するまでは、短い言葉で声かけを続けましょう。「準備した?」「◯◯持った?」といった一言の確認が、お子さまのやるべき行動を思い出すきっかけになります。
また、時間の感覚をつかむのが苦手なお子さまには、アラームの活用がおすすめです。まずは、前日の夜や朝食の前など、いつ準備を始めるか決めておきます。準備を始める時間に合わせてアラームを設定すると、行動に移りやすくなります。
忘れ物を減らすための朝の準備について詳しくは、こちらのページをご覧ください。
小学生の朝のルーティンは?朝をスムーズにするコツと朝学習を解説
成功体験を積み重ねるサポート
忘れ物を減らす対策では、お子さま自身が「今日は忘れ物をしなかった」という成功体験の積み重ねが大切です。忘れ物をしなかったときは「しっかり準備できていて気持ちいいね」と前向きに声をかけます。忘れ物をしてしまったときは叱るのではなく、「それでどうしたの?」と、その後の展開を聞いてみましょう。「友達に貸してもらった」「一緒に見せてもらった」など、自分なりにどう乗り越えたかを保護者のかたに話すと、お子さまは困った状況でも自分で考えて行動できたという自信をもつことができます。
こうした成功体験を積み重ねてお子さまの自信を育むためには、毎日の家庭学習にも役立ちます。例えば、「進研ゼミ小学講座」のタブレット教材「チャレンジタッチ」は、短い学習でも達成感を得やすい仕掛けが多く、自信につながる成功体験を増やせるのが特長です。「学習時間を知らせるアラーム機能」を活用すれば、うっかりミスの多いお子さまでも学習を習慣化できます。保護者のかたが言わなくても行動に移せたという経験は、大きな自信となり、自立への一歩となります。
家庭学習の進め方について詳しくは、こちらのページをご覧ください。
家庭学習はどう進めたらいい?学校の授業+αで継続するコツを解説
忘れ物対策に逆効果!保護者のかたのNG対応
お子さまが忘れ物をしないために、保護者のかたが良かれと思った行動が、かえって逆効果になってしまう場合もあります。ついやりがちなNG対応を知り、よりよいサポートにつなげていきましょう。
<忘れ物が多いお子さまに対する保護者のかたのNG対応>
- 忘れ物をしたことを責めすぎる
- 過度に介入する
- 忘れ物を放っておく
忘れ物をしたことを責めすぎる
お子さまの忘れ物が続くと、ついと厳しく叱ったり、責めすぎたりしてしまうこともあるかもしれません。しかし、こうした対応は、お子さまの心に負担を与えてしまいます。強い叱責が続くと、「自分はダメな子だ」と自己肯定感を失い、失敗をおそれて意欲的な行動ができなくなってしまう可能性もあります。
お子さまが忘れ物をしたときは感情的に叱るのではなく、「どうすればよかったのかな?」「次はどうすればよいと思う?」と問いかけ、お子さま自身が対策を考えられるような声かけを意識しましょう。
過度に介入する
お子さまの忘れ物を防ごうと、保護者のかたが主導して学校の準備を進めてしまう対応には注意が必要です。保護者のかたがすべて準備してしまうと、お子さまが「自分で気をつけよう」と考える機会が減ってしまいます。
また、忘れ物をした際に、「親が準備してくれなかったから」と、責任を保護者のかたに転嫁してしまう可能性もあります。保護者のかたは先回りしすぎず、お子さまが自分で確認する余地を残したサポートにとどめましょう。
忘れ物を放っておく
忘れ物に対して何も声をかけず、「そのうち自分で気づくだろう」と任せきりにする対応も、お子さまのためにはなりません。お子さまが困る経験が成長につながる場合もありますが、性格や特性、置かれている環境によっては、お子さまだけでは改善が難しい場合もあります。
必要なサポートがないまま放置すると、忘れ物を減らす方法がわからず、結果として同じ失敗をくりかえしてしまいます。お子さまの様子を見ながら、声かけや環境づくりなど、適切な関わりを続けるように意識しましょう。
忘れ物が多いお子さまには、自立を促す取り組みをご家庭で始めよう
小学生のお子さまに忘れ物が多い背景には、環境の変化や生活リズムの乱れなど、さまざまな要因があります。原因を理解したうえで、お子さまの自立を促す手助けや環境整備、声かけの工夫を重ねていくと、忘れ物は少しずつ改善していきます。
また、お子さまが「自分でできた」と感じる成功体験を積み重ねることも、忘れ物を減らすうえで大切なポイントです。こうした成功体験を無理なく積み重ねていくには、楽しみながら取り組める「進研ゼミ小学講座」のタブレット教材「チャレンジタッチ」の活用も役立ちます。学習時間を知らせるアラーム機能でお子さまのうっかりミスをフォロー。お子さまが意欲的に取り組める仕掛けも豊富に備わっています。お子さまの自立をしっかりサポートしたいとお考えのかたは、ぜひチェックしてみてください。
- ここでご紹介している教材・サービスは2026年2月現在の情報です。教材ラインナップ・デザイン・名称・内容・お届け月などは変わることがあります。









