- 学習法
小学生が国語でつまずく理由と対策、
保護者の関わり方を解説

「国語の文章が読めない」「記述問題がわからない」と、国語に苦手感を抱く小学生は少なくありません。保護者のかたの中には、家庭でどんなサポートができるのか、悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では、小学生が国語でつまずきやすい原因とその解決法を解説します。また、国語力を伸ばすための家庭での学習法や保護者のかたの関わり方のポイントも紹介するので、参考にしてください。
<目次>
小学生が国語でつまずく3つの理由と解決法
小学校で国語を学ぶ目的は、自分の思いや考えを形にする力を養い「伝え合う力」を身につけることです。1~3年生では文字の読み書きや、記号・助詞の使い方のルール、主語・述語・修飾語の関係といった基本的な文法を学び、4~6年生ではより長い文章を読んで、内容をしっかり読み取れる読解力を高めます。
国語力については、こちらのページをご覧ください。
国語力を伸ばすには?家庭でできる効果的な学習方法
お子さまが国語に苦手意識をもつ理由と、家庭でできる具体的な対応は、下記のとおりです。
<小学生が国語でつまずく3つの理由>
- 語彙力が不足している
- 体験や知識の幅が少ない
- 指示語の理解が不足している
語彙力が不足している
お子さまが国語でつまずく理由として、語彙力の不足が挙げられます。語彙が少ないと、文章中の言葉が理解できず、全体の意味をつかみにくくなります。小学生は基本の語彙力を磨く大切な時期なので、次の方法で語彙力の向上を図りましょう。
【対策】
- 日常会話や読書を通じて自然に言葉にふれる…本を読むことで、自然と語彙力が身につく。また、普段の会話の中でも、必要に応じて保護者のかたが大人の言葉で話すことも、語彙力強化につながる
- 知らない言葉は辞書で調べる習慣をつける…知らない言葉に出合ったら辞書で調べ、学年ごとに学習する漢字や言葉の意味をしっかり覚える
- 類義語・対義語にも目を向けて語彙を広げる…辞書を引く際、見出し語と意味だけでなく、類義語や対義語もチェックすると語彙力アップに直結する
体験や知識の幅が少ない
物語や説明文の内容が身近でないと、登場人物の気持ちや筆者の意図を想像しにくくなります。例えば、物語文でなじみのない場面や経験したことがない設定が出てくると、登場人物の心情を推測することが難しい、といったこともあるでしょう。読書や対話で知っているテーマや言い回しを増やし、想像力を広げていくと、国語力向上につながります。読書をする場合は、文章を正しく読み取る力を育むためにも音読から始めるのもおすすめです。
【対策】
- 読書を通じて疑似体験を増やす…小説や随筆などを通した疑似体験を増やし、想像力を身につける。最初は好きなジャンルや短い本から始め、読んだ内容について会話したり、感想を書いたりするのもおすすめ
- 家庭での対話で視野を広げる…ニュースや新聞の話題について家庭で「どう思う?」「どうして?」と尋ね合う会話は、思考力・論理力・伝え合う力を鍛えるのに役立つ
指示語の理解が不足している
文章には「これ」「それ」「あれ」などの指示語がよく登場します。これらの指示語が何を指しているのかを理解できないと、文章全体の意味があいまいになりがちです。指示語の理解を深めるために、次のような練習を家庭でも試してみましょう。
【対策】
- 意識的に指示語を拾う習慣をつける…複雑な文章になるほど指示語の内容を把握しにくくなるため、小学生のうちから、丁寧に指示語の内容を拾う習慣をつける
- 言葉を当てはめる練習をする…指示語に言葉を当てはめてみて、意味が通るか読み直してみる
国語の基礎的な学習を定着させたいなら、「進研ゼミ小学講座」のタブレット教材「チャレンジタッチ」がおすすめです。「チャレンジタッチ」は自動で学習内容を提案してくれるので、保護者のかたが付きっきりでなくてもレベルに応じた学習を進められます。毎日7~15分の集中学習で学習習慣が身につきやすく、国語の基礎力を着実に積み上げることができます。
保護者の関わり方でお子さまの国語力は変わる
家庭での学習は、保護者のサポートがお子さまのやる気や自信に直結します。国語力の土台を育てるための、ちょっとした関わり方の工夫を紹介します。
<保護者のかたの関わり方の工夫>
- ポジティブな励ましと成功体験を積み重ねる
- 家庭学習で親子のコミュニケーションを深める
ポジティブな励ましと成功体験を積み重ねる
お子さまが国語に対して「できない」「わからない」というマイナスの気持ちを抱えると、目の前の問題の内容が頭に入ってこない状態になります。
これを改善するためには、これならできる、というかんたんな問題から取り組むことをおすすめします。また、保護者のかたからポジティブな励ましの言葉をかけ、成功体験を積ませることも大切です。
間違えた問題があったとしても、何度でもやり直せばよいことを伝え、つまずいたところに再度取り組む機会を作り、「できるようになった」ことを確認しましょう。「読めばできる」ことを知れば「きちんと読む」ようになり、「できる」とおもしろくなるので、「やりたくない」という感情が薄れ、「やろう!」という前向きなよいサイクルが回るようになります。
<関わり方のポイント>
- まずは簡単な問題で「できた!」という体験を増やす
- 間違えても「がんばったね」と努力を認める言葉をかける
- 小さな成功体験を積み重ね、「またやってみよう」に変える
家庭学習で親子のコミュニケーションを深める
お子さまを思うあまり、大人のペースで家庭学習を進めさせてしまうと、本来主役であるはずのお子さまとの間に距離ができてしまうことがあります。
家庭学習では、保護者のかたが先回りして指示するのではなく、何気ない会話のキャッチボールを意識すれば、お子さまの考えを尊重できます。また、親子で情報を「伝える」「受け取る」というやりとりを続ければ、自然に思考力・表現力も育つでしょう。
<関わり方のポイント>
- 「どう思う?」「なぜそう思ったの?」と、お子さまの意見を引き出す
- 家庭での会話自体が「伝え合う力」のトレーニングになる
- 日常の会話を通じて、自然に思考力・表現力が育つ
国語力を育てるなら、進研ゼミ小学講座がおすすめ
国語力を効率よく伸ばすには、家庭でも継続しやすい学習ツールを活用するのが効果的です。「進研ゼミ小学講座」のタブレット教材「チャレンジタッチ」なら、学びやすさと続けやすさを両立できます。「チャレンジタッチ」の特長は下記のとおりです。
<「進研ゼミ小学講座」の「チャレンジタッチ」の特長>
- お子さまひとりで始めて終われる安心設計
- とめ、はね、書き順を正確にAIで確認できる
- まなびライブラリーで読書を楽しめる
- 赤ペン先生による個別添削
お子さまひとりで始めて終われる安心設計
家庭学習を習慣化するには、お子さまが自発的に取り組める設計であることが重要です。「進研ゼミ小学講座」のタブレット教材「チャレンジタッチ」なら、今日やることを「チャレンジタッチ」が自動で提案するので、学習をスムーズにスタートできます。
「チャレンジタッチ」の学習は、1回7~15分という集中しやすい時間で構成されており、お子さまのやる気が続くよう配慮されています。
とめ、はね、書き順を正確にAIで確認できる
国語の基礎である漢字の習得には、正確さが求められます。「チャレンジタッチ」では、漢字のとめ、はね、書き順をAIが判定。お子さまが正しく書けるまで繰り返し学習可能です。
国語で必要とされる漢字、単語、熟語、慣用句などの知識は、文章問題で正解を出すために欠かせません。「チャレンジタッチ」では学年を超えて先どり・さかのぼりで学習することも可能なので、必要な語彙力を定着させることができます。
まなびライブラリーで読書を楽しめる
前述したとおり、読書は語彙力と知識の幅の向上につながり、国語力アップには欠かせません。「チャレンジタッチ」は、受講費内で約1,000冊の電子書籍を読むことができる「まなびライブラリー」を搭載しているので、お子さまが読みたい本をいつでも読むことができます。
読書力が身につくほか、お子さまにとって豊かな経験となり、想像力を育むとともに興味関心を広げられます。
赤ペン先生による個別添削
国語の記述問題のように、客観的な指導がないと自己流で伸ばしにくい分野では、個別添削が大きな強みとなります。タブレット教材「チャレンジタッチ」は、従来の紙教材と同様に赤ペン先生による個別添削を実施しています。
赤ペン先生は、「進研ゼミ」の選考に合格し、独自の研修・教育を通じて指導法を学んだ講師です。お子さま一人ひとりの答案を見て、適切に指導。お子さまの努力や考え方をしっかり受け止めながら添削を行うため、「自分の言葉で書いてみよう」という意欲を育てることができます。
- 「赤ペン先生」「赤ペン」は(株)ベネッセコーポレーションの登録商標です。
小学生の国語力を育むなら「進研ゼミ小学講座」の「チャレンジタッチ」がおすすめ
小学生で国語を苦手とする場合、家庭では読書をすすめたり、家庭内での会話のキャッチボールを意識したりすると、語彙力や伝える力の向上に効果的です。また、「進研ゼミ小学講座」のタブレット教材「チャレンジタッチ」を活用すれば、国語力をスムーズに育むことができるでしょう。まずは無料体験で教材を試してみるのもおすすめです。お子さまの国語力の向上に、ぜひお役立てください。
中学受験の国語については、こちらのページをご覧ください。
中学受験の国語の勉強法は?出題傾向や家庭学習のポイントを解説
- ここでご紹介している教材・サービスは2025年12月現在の情報です。教材ラインナップ・デザイン・名称・内容・お届け月などは変わることがあります。









