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【小学生のSNSトラブル事例】
未然に防ぐために保護者ができることは?

スマートフォンやオンラインゲームの普及により、小学生にとってもSNSは身近な存在になりました。子どもがSNSにふれる機会は年々早くなり、それに伴って思わぬトラブルに巻き込まれるケースも増えています。便利な反面、「友達との間でトラブルが起きないか」「知らない人とつながってしまわないか」など、不安を感じている保護者のかたも多いのではないでしょうか。
この記事では、小学生に起きやすいSNSトラブルの事例と併せて、学年ごとの特徴に合わせたご家庭での対策や、ルールづくりのポイントを解説します。
<目次>
小学生に起きやすいSNSのトラブル事例
小学生のお子さまが直面しやすい具体的なトラブルの事例を知っておくと、ご家庭での事前の対策がとりやすくなります。ここでは、小学生によくある4つのトラブル事例を紹介します。
<小学生のSNSトラブルの事例>
- メッセージを誤解されて、友達が怒ってしまう
- グループチャットで仲間外れにされる
- 悪ふざけをした動画や画像を投稿し炎上する
- 見知らぬ大人と接触してしまう
メッセージを誤解されて、友達が怒ってしまう
メッセージのやりとりのように、文字だけでのコミュニケーションは、大人でも誤解が生じやすいものです。感情表現や言葉の使い方が発達途中にある小学生では、なおさら行き違いが起こりやすくなります。
例えば、メッセージ上に誤字脱字があったり、記号や主語が抜けていたりすると、受け取られ方が大きく変わってしまう場合があります。「あの人、おもしろくない?」といったメッセージも、「?」が付いていればほめ言葉として伝わりますが、「?」が抜けると否定的な意味に受け取られかねません。
グループチャットで仲間外れにされる
仲のいい友達同士で作ったグループチャットであっても、特定の誰かの悪口が書き込まれたり、意図的に仲間外れにされたりするトラブルが起きることもあります。
現代の小学生にとってグループチャットは、友達関係を築くうえで、なくてはならない場所になりつつあります。そのため、「嫌われたくない」「輪から外れたくない」といった気持ちが強く働きやすく、誰かが悪口を言い出しても「やめよう」と言えないまま、やりとりがエスカレートしてしまうケースも少なくありません。
小学生同士のコミュニケーションについて詳しくは、こちらのページをご覧ください。
小学生の友達作りのコツは?苦手な子どもに正しく教えるポイントを解説
悪ふざけをした動画や画像を投稿し炎上する
近年、小学生でもインターネット上で情報発信をする機会が増えました。スマートフォンさえあれば、画像や動画を簡単に世界中に投稿できてしまいます。
YouTubeやTikTokなどで見かけた人気者の動画を安易にまねして、公共の場で悪ふざけをしたり、危険な行為をしたりする様子を投稿してしまうケースもあります。これらが拡散されると「炎上」状態となり、取り返しのつかない事態になりかねません。
見知らぬ大人と接触してしまう
オンラインゲームのチャット機能やSNSを通じて、小学生が見知らぬ大人とつながってしまうトラブルも増えています。「ゲームで同じチームになった」「SNSで優しくしてくれた」といった出来事をきっかけに、相手を自分と年齢の近い子どもだと思い込んでしまうケースもあります。しかし、実際には大人だったという事例も少なくありません。
子どもを狙う大人が、趣味の話などで共感を示しながら信頼関係を築き、少しずつ距離を縮めていく手口を「グルーミング」といいます。親しくなった後に画像を送らせたり、実際に会うよう誘い出したりして、脅迫や性被害につながる事件も現実に起きています。
【低学年】SNSの利用で失敗しないために保護者のかたが準備すること
低学年(小学1~2年生)のうちは、SNSの使い方を自分だけで判断するのが難しい場面も多いため、保護者のかたが環境を整え、安全に使える状態を用意しなければなりません。
ここからは、低学年のお子さまがSNSの利用で失敗しないために、保護者のかたが意識したいポイントを紹介します。
<低学年のお子さま向けのSNS利用のポイント>
- 初期設定と物理的な制限を徹底する
- 使い方に関するルールを決める
- 困ったときにどうするか具体的に伝える
初期設定と物理的な制限を徹底する
低学年のお子さまがスマートフォンを使う場合は、初期設定と物理的な制限の徹底が欠かせません。設定が不十分なままスマートフォンを渡してしまうと、お子さまに悪気がなくても、思わぬトラブルにつながる可能性があります。
例えば、写真や動画を撮影した際に、カメラアプリの仕様によっては「共有しますか?」といった確認画面が表示されることがあります。お子さまが意味をよく理解しないまま操作してしまい、意図せずSNSなどに投稿されてしまうケースも少なくありません。
こうした事態を防ぐためにも、端末の設定で「必要なとき以外はカメラ機能を使えないようにする」「アプリのインストールを制限する」など、あらかじめ制御をかけてから、お子さまにスマートフォンを渡すようにしましょう。
使い方に関するルールを決める
お子さまが低学年のうちは、保護者のかたの目の届く範囲でスマートフォンを利用するのが基本です。利用状況について、保護者のかたが定期的に確認することをルールとして伝えておくと安心です。
また、トラブルを避けるため、お子さまと自分からは情報発信(投稿)をしないと話し合って決めておく方法もあります。SNSに投稿する機会がある場合は、必ず保護者のかたと一緒に操作するというルールを設けておきましょう。
困ったときにどうするか具体的に伝える
万が一、お子さまがトラブルに巻き込まれたり、怖い思いをしたりしたときに、隠さずに言える関係を作っておくことも重要です。「困ったときは怒らないから、すぐに教えてね」と日頃から声をかけておきましょう。
また、「個人情報を出さない」「人を傷つけない」といったSNS上の注意点は、言葉の説明だけではイメージしづらいことがあります。お子さま向けの情報モラルを伝える動画などを一緒に見ながら、具体的な場面を確認しつつ約束を伝えるのも効果的です。
【中学年・高学年】SNSの利用について親子で身につけたいルールと考え方
自分だけの世界が広がる中学年・高学年(小学3~6年生)になると、SNSの使い方をお子さま自身で判断する場面が増え、保護者のかたの目が届きにくくなります。そのため、低学年のように環境を整えるだけでなく、使い方や考え方について親子で共有する必要があります。
<中学年・高学年のお子さま向けのSNS利用のポイント>
- 情報発信のルールを決める
- SNSでのコミュニケーションについてサポートする
- ネットで知り合った人とは絶対に会わないと決める
情報発信のルールを決める
お子さまの発信が、知らないうちに誰かを傷つけたり、トラブルのきっかけになったりしないよう、SNS投稿に関するルールは具体的に決めておくことが重要です。特に、画像や動画の扱いについては、親子で共通認識をもっておきましょう。
<情報発信に関して決めておきたいルールの例>
- 画像や動画を投稿する前に、必ず保護者のかたが内容を確認する
- 友達が写っている画像や動画は、本人とその保護者のかたの確認が取れない限り投稿しない
画像や動画は、一度インターネット上に公開すると完全に削除するのが難しい場合があります。そのため、肖像権やプライバシーに関わる内容については、どのような写真なら投稿してもいいかという基準を、日頃から親子で話し合っておくことが大切です。
SNSでのコミュニケーションについてサポートする
子どもにとって、文字だけのやりとりは誤解が生じやすいため、友達同士でSNSを利用する前に、まずは家族間だけでメッセージアプリを使う期間を設けると安心です。スタンプの使い方や言葉選び、既読への受け止め方などを体験しながら、基本的なマナーを身につけていきましょう。
また、SNSでのトラブルを防ぐには、相手の気持ちを読み取る力や、伝わる言葉を選ぶ力も欠かせません。読書などを通じて語彙や読解力を育てると、SNSでのコミュニケーション力の土台になります。
このような「言葉の力」を家庭学習の中で伸ばしたい場合には、「進研ゼミ小学講座」のタブレット教材「チャレンジタッチ」の活用がおすすめです。国語の学習を通じて語彙や文章読解を体系的に学べるほか、電子書籍約1000冊が読み放題の「まなびライブラリー」で読書習慣もサポートできます。さらに、親子でメッセージやスタンプを送り合える「つながるトーク」機能を使えば、安心・安全な環境でSNSのコミュニケーションを実践的に練習することも可能です。「チャレンジタッチ」を通して、SNSのやりとりに必要な相手を思いやる表現力を身につけられます。
ネットで知り合った人とは絶対に会わないと決める
SNSやオンラインゲームで知り合った相手とは、どれだけ親しく感じても実際には絶対に会わないというルールを親子で決めておきましょう。画面越しでは、相手がどのような人物か正確に判断することはできません。
また、前述したように、子どもを狙って信頼関係を築く「グルーミング」の手口について、保護者のかたが理解しておくことも欠かせません。お子さまが利用しているゲームやアプリを一緒に触ってみると、どのようなリスクが潜んでいるのかを把握しやすくなります。
トラブル発生を未然に防ぐ「良好な親子関係」が大切
SNSトラブルを防ぐうえで欠かせないのが、困ったときに相談できる親子関係です。親子の間で日頃から十分なコミュニケーションがとれていないと、どれだけ厳しいルールを決めても、お子さまが抜け道を探して隠れて使ったり、約束を破ったりする可能性があります。
一方で、「何かあったらお父さん・お母さんが必ず助けてくれる」という信頼感があれば、トラブルが深刻化する前に相談してもらいやすくなります。保護者のかたが一番の相談相手であると伝え続け、お子さまの気持ちに寄り添う姿勢をもつことが、結果的にSNSトラブルを防ぐ大きな力になるでしょう。
親子で一緒にルールをつくり、小学生のSNSトラブルを回避しよう
SNSは便利で楽しいツールですが、使い方を誤ると、誤解や仲間外れ、犯罪などのトラブルにつながる場合もあります。トラブルを未然に防ぐには、ご家庭でのルールづくりや日々のコミュニケーションを工夫することが大切です。
お子さまに安全なデジタル環境を用意し、将来にも役立つ力を育てるためには、「進研ゼミ小学講座」のタブレット教材「チャレンジタッチ」の活用がおすすめです。外部サイトへの接続が制限された専用タブレットのため、安心してデジタル機器にふれられます。自立した学習習慣づくりと併せて、親子でデジタル機器との向き合い方を考えるきっかけとして取り入れやすい教材です。
- ここでご紹介している教材・サービスは2026年2月現在の情報です。教材ラインナップ・デザイン・名称・内容・お届け月などは変わることがあります。









