- 子育て・生活
「小学校に友達がいない?」と
心配なときに親ができるサポートとNG行動

小学校に入ると、お子さまの友達関係が気になる保護者のかたは多いでしょう。お子さまとの会話に友達の名前が出てこなかったり、放課後に誰とも遊んでいない様子が続いたりすると「友達がいないのでは」と心配になるかもしれません。しかし、一人でいる時間が多いからといって、必ずしも問題があるわけではありません。大切なのは、お子さまが孤独を感じているかどうかを見極め、適切にサポートすることです。
この記事では、友達関係で悩むお子さまの傾向や、ご家庭でできる具体的なサポート方法をご紹介します。保護者のかたが避けるべきNG行動にもふれていますので、ぜひ参考にしてください。
<目次>
友達がいないのは問題?「一人」と「孤独」の違い
「うちの子は小学校で一人の時間が多いのかもしれない」と感じたとき、保護者のかたが心配になるのは自然なことです。「友達がいないのでは」と不安になるときもあるでしょう。しかし、「子どもが一人でいる=寂しい」とは限りません。疲れたときに静かに過ごしたい、読書やお絵かきに集中したいなど、一人の時間を心地よく感じている場合もあります。
注意したいのは、実際に「孤独」である場合です。孤独とは、気持ちを語り合い、心を通わせる相手がいない状態です。休み時間に一人でいても本人が孤独だと感じていなければ問題ないため、まずは落ち着いてお子さまの様子を見守り、サポートが必要かを見極めることが大切です。
「友達ができにくい」と感じるお子さまに見られる、4つの傾向
友達が少ないように見えるお子さまには、いくつかの傾向が見られます。以下を参考に、お子さまの様子を観察してみましょう。
<友達ができにくいお子さまに見られる4つの傾向>
- 友達はほしいけれど、なかなか積極的に声をかけられない
- 友達はほしいけれど、周囲から距離を置かれているように見える
- 元々一人でいるのが好きで、必要なときは協力できる
- 集団行動や協力が必要な場面でも、友達と関われない
1.友達はほしいけれど、なかなか積極的に声をかけられない
友達はほしいけれど、人見知りや引っ込み思案で、自分から話しかけるのが苦手なタイプのお子さまもいます。きっかけがあれば仲良くなれる可能性もあるため、担任の先生に相談して気の合いそうな子と関われる機会をつくってもらうのも1つの方法です。また、習い事など新しい環境に踏み出すと、友達ができる場合もあります。
友達づくりのコツについて詳しくは、こちらのページをご覧ください。
小学生の友達作りのコツは?苦手な子どもに正しく教えるポイントを解説
2.友達はほしいけれど、周囲から距離を置かれているように見える
友達と関わりたい気持ちはあるものの、些細なきっかけで距離を置かれてしまうこともあります。まずはご家庭でお子さまの様子を観察し、原因を探りましょう。「乱暴に見える」「話を聞かない」など改善できそうな点が見つかったら、保護者のかたが改善をサポートします。
原因がつかみにくいときは、担任の先生や周囲の保護者にさりげなく様子を聞いてみる方法もあります。ある程度は時間がかかるため、焦らず寄り添う姿勢が必要です。
3.元々一人でいるのが好きで、必要なときは協力できる
お子さまが一人の時間を楽しめていて、必要な場面では周囲と協力できている場合は、心配いりません。一人で過ごすのが好きというのは、大切な個性です。また、好きなことに集中できる時間を尊重すれば、お子さまの良さが伸びていきます。興味を通して気の合う友達が見つかる可能性もあるでしょう。
4.集団行動や協力が必要な場面でも、友達と関われない
行事や授業での班行動など、友達との協力が必要な場面でも他者と関わろうとしない場合は、ご家庭で声かけをしたり、やりとりの練習をする機会をつくったりすると、一歩を踏み出しやすくなるかもしれません。「友達の話も聞こうね」「一緒にやってみよう」などの声かけに加え、友達ごっこなどのロールプレイで会話の流れを練習しておくと、友達と関わる場面をイメージしやすくなるでしょう。
お子さまの友達関係に不安があるときに、ご家庭でできる具体的なサポート
お子さまの小学校での様子が気になっても、まずは焦らず気持ちに寄り添うことが大切です。ご家庭でできるサポートには、以下のようなものがあります。
<お子さまの友達関係に不安があるときにご家庭でできるサポート>
- お子さまを見守りながら、気持ちに寄り添って話を聞く
- 自己肯定感を育て、自信と安心感を支える
- ロールプレイでコミュニケーションのやりとりの練習をする
- 学校以外の居場所をつくり、人との関わりを広げる
お子さまを見守りながら、気持ちに寄り添って話を聞く
まずは、お子さまの気持ちを否定せずに受け止める姿勢が重要です。様子を観察し、「なぜ一人でいるのか」「どう感じているのか」を丁寧に聞きとります。心配のあまりあれこれ口を出したり、深く問い詰めたりすると、かえって話さなくなる場合もあるため、共感しながらゆっくり耳を傾け、お子さまが話しやすい環境を整えましょう。
また、お子さまが友達の話をしなくなる時期もありますが、その理由はさまざまです。無理に友達関係について聞き出そうとせず「何かあったら話してね」「いつでも聞くよ」と伝えながら普段の様子を見守ることが大切です。
自己肯定感を育て、自信と安心感を支える
ご家庭でできるサポートの1つは、お子さまの自己肯定感を育て、自信と安心感を支えることです。保護者のかたが「あなたはそのままで大丈夫」と伝えると、お子さまの自己肯定感が高まります。また、小さな努力や成功を具体的に認めて自信と安心感を育てれば、友達関係に必要な対人スキルも自然と身についていきます。
こうした成功体験を積み重ねる機会には、家庭学習も有効です。「進研ゼミ小学講座」のタブレット教材「チャレンジタッチ」は、一人ひとりの理解度に合わせて学習できるため、お子さまが安心して取り組める環境づくりに役立ちます。同じ教材を使っている友達がいれば、共通の話題も生まれやすくなるでしょう。日々の学習を通して、お子さまの成長を支える手段になります。
ロールプレイでコミュニケーションのやりとりの練習をする
前述したように、友達同士のやりとりをご家庭で再現するロールプレイは、コミュニケーションの練習に効果的です。「友達ごっこしよう」と誘い、場面を設定して会話を演じてみましょう。
例えば、友達数人が遊んでいる場面を想定し、「『楽しそうだね。入れてくれる?』って言ってみようか」と声をかけます。保護者のかたが友達役になり、お子さまと「いいよ」「ありがとう」といった短いやりとりを練習すると、実際の場面でもコミュニケーションがとりやすくなります。
学校以外の居場所をつくり、人との関わりを広げる
学校以外の場所で人と関われる機会をもつことも有効なサポートです。習い事や学童、地域の活動など、学校外で人と関わる場をもつと、お子さまの居場所が増え、精神的な安心につながります。学校外で仲のいい友達ができる場合もあるでしょう。
「子どもに友達がいない?」と感じたとき、保護者のかたが避けるべきNG行動
保護者のかたは、お子さまを心配するあまり、無意識のうちに避けるべき対応をとってしまうことがあります。ここでは、保護者のかたが避けるべきNG行動を確認しておきましょう。
<保護者のかたが避けるべきNG行動>
- 「友達をつくりなさい!」と無理強いする
- 保護者のかたの不安をお子さまに伝染させる
- お子さまと友達を比較する
「友達をつくりなさい!」と無理強いする
お子さまに「友達をつくりなさい!」と無理強いするのは避けるべき対応の1つです。また、「友達との関係は大丈夫?」「友達はつくったほうがいいよ」といった言葉も、お子さまに不安やプレッシャーを与えてしまいます。お子さまの考え方や性格を尊重し、本人のペースで友達と関われるような声かけを意識しましょう。
保護者のかたの不安をお子さまに伝染させる
保護者のかたがお子さまの友達関係について過度に心配すると、その不安がお子さまにも影響する場合があります。心配のあまり、友達づき合いについてあれこれ口を出したり、根掘り葉掘り聞き出そうとしたりすると、お子さまはよりいっそうかたくなな態度を見せ、口を閉ざしてしまう場合もあるでしょう。
お子さまに保護者のかたの不安が伝わってしまうと、自信をなくし、心を休められない原因となります。保護者のかたは、「必要なときは話を聞くよ」という姿勢で落ち着いて見守ることが大切です。
お子さまと友達を比較する
お子さまと友達を比較すると、お子さまは自信を失ってしまいがちです。友達づくりを急がせるのではなく、お子さま自身の個性やペースを尊重して見守りましょう。
いじめや深刻な孤独が疑われる場合の対処法
「一人でいる=いじめ」とは限りませんが、本人の意思に反して孤立している場合は早めの行動が必要です。お子さまが孤独を感じている様子があるときは、まずは「どんなことでも味方になるよ」という姿勢を伝え、安心して話せる雰囲気をつくりましょう。
また、状況によってはご家庭だけで抱え込まず、保護者のかたが学校や専門窓口に相談するのも選択肢になります。相談先の例は、以下のとおりです。
<相談先の例>
- 担任の先生
- 教育相談センター
- 児童相談所
- いじめ防止対策推進法にもとづく自治体の相談窓口
お子さまのペースを大切に、安心できる関係を育てよう
友達関係の形は1つではありません。お子さまのペースや気持ちを尊重しつつ、ご家庭での声かけや環境づくりを続けることが成長につながります。寂しさやつらさを感じていないなら「今はそういう時期」と見守る姿勢も大切です。
「進研ゼミ小学講座」のタブレット教材「チャレンジタッチ」には、お子さまの興味を引き出し、自分のペースで学べる工夫がそろっています。学習内容だけでなく、日々の成功体験の積み重ねで達成感や自信が育ち、友達との関わりにも前向きな気持ちをもてるようになることもあります。一人で取り組む時間も、成長の大切な一歩です。「チャレンジタッチ」で、お子さまの成長を支える家庭環境を整えましょう。
- ここでご紹介している教材・サービスは2026年1月現在の情報です。教材ラインナップ・デザイン・名称・内容・お届け月などは変わることがあります。









