- 子育て・生活
【小学校の春休み】新学期に差がつく学年別の
学びと過ごし方

小学校の春休みは、1年間の学びを振り返り、次の学年への準備をする大切な期間です。とはいえ、「どんな勉強をすればいいの?」「遊びとのバランスは?」と悩む保護者のかたも多いでしょう。
この記事では、低学年・中学年・高学年それぞれに合った、春休みにおける学習法や過ごし方のコツを紹介します。ご家庭での声かけや生活リズムの整え方も紹介していますので、ぜひ参考にしてください。春休みに家庭学習を無理なく続けたい方は「進研ゼミ小学講座」のタブレット教材「チャレンジタッチ」もチェックしてみましょう。
春休みを成功に導く!学習と過ごし方のポイント
春休みは「1年間の総復習」と「新学期の準備」の両方を意識して過ごすことが大切です。短い期間だからこそ、やみくもに勉強するよりも、お子さまの理解度や意欲に合わせた学び方を工夫しましょう。
ここでは、学年別におすすめの学び方と過ごし方を紹介します。
<学年別に見る、春休みの学び方と過ごし方>
- 【低学年向け】つまずきを自信に変える3ステップ学習
- 【中学年向け】算数・国語を完璧に!次の学年に影響しやすい重点復習
- 【高学年向け】学習内容の整理と基礎固め
【低学年向け】つまずきを自信に変える3ステップ学習
小学校低学年のお子さまの学習では、まずどの単元でつまずいているかを一緒に確認しましょう。お子さま自身は苦手な部分に気づきにくいこともあるため、保護者のかたのサポートが欠かせません。
なるべく簡単な基本問題を使って理解度を確認し、できなかった問題を克服リストとして整理します。復習をしてから同じ問題に挑戦し、「×を◯にできた」という達成感を感じられると、次の単元に取り組む意欲へとつなげられます。
<つまずきを自信に変える3ステップ学習>
ステップ1.基本問題に取り組み、理解度を把握する
ステップ2.まちがえた問題を検証し「つまずき克服リスト」を作成する
ステップ3.復習したあと、再度同じ問題に挑戦してもらう
【中学年向け】算数・国語を完璧に!次の学年に影響しやすい重点復習
中学年になると学習範囲がぐっと広がり、理解に時間がかかる単元も増えます。特に算数と国語は、今後の学びの土台となる教科のため、この時期に基礎をしっかり固めておく必要があります。春休みのうちに重点的に復習しましょう。それぞれの復習ポイントは、以下のとおりです。
<算数の復習ポイント>
- あまりのあるわり算
- 2けた×2けたの筆算
- 小数・分数の計算
特に「小数・分数の計算」はつまずきやすい単元です。少しずつ問題を解きながら、理解を確実に深めていきます。
<国語の復習ポイント>
- これまでに習った漢字を確実に読めて書けるようにする
- 同音異字の使い分けを意識する
- 読書後に「感想と理由」を言葉で伝える練習をする
読書のあとは「どんな話だった?」「どこがおもしろかった?」と問いかけると、理解を深めながら読解力と語彙力を育てられます。
【高学年向け】学習の整理と基礎固め
高学年では、新年度に向けてこれまでの学習内容を整理し、基礎をしっかり固めておきましょう。学習の準備のポイントは、以下のとおりです。
<学習のサポート>
- 「なぜ間違えたのか」を一緒に考え、見直しの方法を身につける
- 小数や分数、公約数、公倍数など、今後も使う基礎知識を優先して復習する
復習の際は、お子さまの理解度に合わせてくりかえし取り組むと、確かな自信につながります。
一年の学びを振り返る春休みの復習には「進研ゼミ小学講座」のタブレット教材「チャレンジタッチ」がおすすめです。理解度に応じて復習内容を提案してくれるため、自分のペースで考えながら学びを進められます。短時間でも「できた!」を実感しやすく、新学期への自信づくりに役立ちます。
休み明けに差がつく!新学期の準備と保護者のかたのサポート
春休み明けを気持ちよく迎えるには、勉強だけではなく、生活リズムや気持ちも切り替える必要があります。ここでは、学習習慣を自然に取り戻しながら、新学期へスムーズに移行できるようにするための生活面・精神面でのサポートについて見ていきましょう。
<新学期をスムーズに迎えるためのポイント>
- 生活リズムの維持
- 教科書、ノート、テスト、プリント類の整理
- お手伝いの提案
- お子さまのやる気を育てる声かけ
生活リズムの維持
春休み中は、夜更かしや朝寝坊を避け、「早寝・早起き・朝ご飯」を心掛けましょう。1日の流れを「勉強」「遊び」「お手伝い」などで区切り、メリハリを持たせるとリズムを保ちやすくなります。
教科書、ノート、テスト、プリント類の整理
春休み中に、この1年間に使った教材を親子で整理すると、努力の跡を振り返るよい機会になります。ページをめくりながら「ここができるようになったね」「いい点数がとれたね」などと話すと、お子さまは自分の成長を実感できるでしょう。積み重ねてきた努力を言葉で認めてもらうと、次の学年への自信と意欲につながります。
お手伝いの提案
掃除や料理など、日常の中で続けやすいお手伝いは、春休みにぴったりの学びの機会です。新学期に向けて、自分で考えて動く力や、人の役に立つ喜びを育てるきっかけになります。
お手伝いをしてもらったときは「手伝ってくれたおかげで早く終わったよ」といった言葉で具体的にほめると、お子さまは自分の行動が誰かの役に立ったことを実感でき、自己肯定感が高まります。
お子さまのやる気を育てる声かけ
新学期直前は、気持ちの切り替えが難しい時期です。「勉強しなさい!」と急かすよりも、「春休みはのんびりできてよかったね。しっかり休めたから、またがんばれそうだね」と寄り添う言葉を意識しましょう。「新しい学年で挑戦したいことはある?」と問いかけると、自分で目標を考えるきっかけにもなります。
また、ゲーム機などの電子機器以外で自分の好きなことを見つける時間をつくったり、親子で会話やふれあいの時間を意識的に持ったりすると、気持ちが穏やかに整います。お子さまにとって、親子で過ごすひとときは心の支えとなり、「何があっても味方だよ」という安心感が、学ぶ意欲を支える土台になるのです。
声かけのポイントについて詳しくは、こちらのページをご覧ください。
勉強好きな小学生になる!おすすめの家庭学習法と声かけを解説
春休みを有意義に過ごして、新学期を笑顔で迎えよう
小学校の春休みは、生活リズムを整え、心身をリフレッシュする大切な期間です。お子さまが自信を持って新学期を迎えるには、お手伝いを促したり前向きな声かけをしたりするといった、保護者のかたのサポートも役立ちます。
また、春休みはこれまでの学びを整理し、次の学年への準備を整える期間でもあります。春休みの家庭学習を無理なく続けるには、お子さまのペースに合わせて学べる教材を取り入れるのもおすすめです。「進研ゼミ小学講座」のタブレット教材「チャレンジタッチ」なら、1年間の学びを楽しみながら振り返り、総仕上げや新学期の予習にも取り組めます。一人ひとりに合ったカリキュラムで「できた!」を積み重ねながら、春休みをきっかけにお子さまの学ぶ力とやる気を育てていきましょう。
- ここでご紹介している教材・サービスは2025年12月現在の情報です。教材ラインナップ・デザイン・名称・内容・お届け月などは変わることがあります。









