- 学習法
小学校の成績表(通知表)の見方は?
評価の意味と成績を伸ばすコツ

お子さまの成績表(通知表)を見て、「この評価は良いの?」「思ったより低いけど大丈夫?」と不安を感じるケースは少なくありません。小学校の成績表は点数や順位を示すものではなく、学習状況や成長を保護者のかたに伝えるためのものです。そのため、評価の仕組みを正しく理解しておくと、過度な心配を防ぎ、適切なサポートにつなげられます。
この記事では、成績表の評価の仕組みや確認したときの受け止め方、お子さまの成績を伸ばすコツについて解説します。なお、お子さまの成績に不安がある場合は、「進研ゼミ小学講座」のタブレット教材「チャレンジタッチ」を活用するのも1つの方法です。「チャレンジタッチ」は、理解度に合わせた個別学習や自動採点機能により、「わからない」をその場で解消できるのが特長です。「できた!」という成功体験の積み重ねは、学習への自信を深めるきっかけにもなるでしょう。
<目次>
小学校の成績表(通知表)の役割と評価の仕組み
小学校の成績表は、お子さまの学習状況を保護者のかたに伝えるための書類です。現在の小学校では、周囲と比較する「相対評価」ではなく、目標への到達度を見る「絶対評価」が取り入れられています。まずは、成績表の役割と評価の仕組みについて、見ていきましょう。
<成績表(通知表)の役割と評価の仕組み>
- 成績表(通知表)の3段階評価の目安
- 評価の軸となる3つの観点
- 成績表(通知表)の評価が決まる対象とプロセス
成績表(通知表)の3段階評価の目安
小学校の成績表は、学校により異なりますが、その多くで「よくできた・できた・がんばろう」「A・B・C」などの3段階で評価されます。「よくできた(A)」は学習目標に対して十分に満足できる状況、「できた(B)」は概ね満足できる状況、「がんばろう(C)」は努力を要する状況を示しています。
成績表の評価は、相対評価のようにクラス内の順位を表すものではなく、文部科学省の学習指導要領で示された目標への到達度が基準です。そのため、「よくできた」が多くてもクラスの中で上位とは限りません。成績表の評価は、お子さまの学びの到達度として受け止めるようにしましょう。
評価の軸となる3つの観点
学習指導要領では、各教科を「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」の3つの観点で評価しています。詳しい内容は以下のとおりです。
■学習指導要領における評価の3つの観点
| 観点 | 評価の内容 |
|---|---|
| 知識・技能 | 事実としての知識や、教科ごとの基本的な技能が身についているかを評価する観点 |
| 思考・判断・表現 | 習得した知識や技能を活用して課題を解決し、自分の考えを深めたり、他者にわかりやすく伝えたりする力を評価する観点 |
| 主体的に学習に取り組む態度 | 単に真面目であるだけでなく、粘り強く学習に取り組む姿勢や、みずからの学びを振り返って調整しようとする態度を評価する観点 |
以前の評価項目であった「関心・意欲・態度」が、現在の「主体的に学習に取り組む態度」へと再編されるなど、よりみずから学ぶ力が重視されるようになっています。これらの3つの観点をバランスよく捉えると、お子さまがどの分野で力を発揮し、どこに課題があるのかをより具体的に把握できるでしょう。
成績表(通知表)の評価が決まる対象とプロセス
成績表の評価は、教科書の内容に沿って行われる、単元テスト(カラーテスト)などの点数だけで決まるわけではありません。授業内での発表内容やノートの内容、ワークシート、作品、小テストなど、さまざまな要素が対象となります。
「知識・技能」はテストの点数が大きな判断材料ですが、「思考・判断・表現」ではグループワークでの発言や作文の評価が重視されます。「主体的に学習に取り組む態度」では、授業内での挙手の回数だけでなく、粘り強く学びに向き合う姿勢が対象です。こうした具体的な評価基準は、学期はじめの保護者会などで説明される場合も多いため、気になる点は配布資料を見返したり、担任の先生に確認したりしてみてください。
成績表(通知表)を確認したときの保護者のかたの向き合い方
お子さまから成績表を受け取ったとき、数値だけではなく、お子さまのがんばりや成長を読み取る視点をもつことが大切です。ここでは、成績表を確認したときの保護者のかたの向き合い方について、紹介します。
<成績表を確認したときの保護者のかたの向き合い方>
- 成績表は評価ではなく、振り返りとして受け止める
- 所見欄から、学校での様子と成長を読み取る
成績表は評価ではなく、振り返りとして受け止める
成績表をお子さまから受け取ったら、まずはお子さまが1学期間がんばったことをねぎらい、温かい言葉をかけてあげてください。学校に通い、授業を受け、宿題に取り組んだこと自体がすばらしい成長です。もし評価が保護者のかたの期待どおりでなかったとしても、決して叱るのではなく、「何が難しかったのか」をお子さまと一緒に考えるようにします。
親子の振り返りで苦手が見えてきたら、学習をサポートする手段として「進研ゼミ小学講座」のタブレット教材「チャレンジタッチ」を活用して、苦手を早期に解消するのも効果的です。AIがつまずきの原因を分析し、一人ひとりに合った基礎からの対策を提案します。動画やアニメーションを駆使した解説により、楽しみながら理解を深められるため、前向きに次のステップへ踏み出すきっかけになるでしょう。
所見欄から、学校での様子と成長を読み取る
成績表の所見欄には、教科の数値では表しきれない、行事での活躍や友達との関わり、学習面での努力が記されています。例えば、「係の仕事に責任をもって取り組んでいました」といった記述は、お子さまの成長の表れです。教科の評価と合わせて読むと、学校生活で身につけた力を深く把握できます。
勉強しているのに成績が伸びないときの対処法
家庭学習に取り組んでいても、思うように成績へ結びつかないと悩む場合もあるでしょう。そのような場合は、勉強の取り組み方を見直すと、改善のヒントが見つかることがあります。
<お子さまの成績が伸びないときの対処法>
- 「わかったつもり」で終わっていないかを見直す
- 基礎があいまいなまま先に進んでいないか確認する
- 勉強のやり方がお子さまに合っているか見直す
- 結果だけでなく、学習の過程を振り返る
「わかったつもり」で終わっていないかを見直す
お子さまが勉強時間を確保していても、内容を本当に理解できているとは限りません。授業で「わかった」と感じても、テストで手が止まるケースはよくあることです。
そのようなときは、お子さまに「どうやって解いたか教えてくれる?」と声をかけてみましょう。お子さまが自分の言葉でうまく説明できない場合は、理解が浅い可能性があります。説明に詰まった問題を中心に、解き直す習慣をつけるだけで、知識の定着度は大きく変わります。
基礎があいまいなまま先に進んでいないか確認する
各教科で応用問題に取り組んでいても、土台となる基礎が定着していなければ、テストの点数にはつながりにくい傾向があります。つまずきの原因が前の学年や、前の単元にある場合も珍しくありません。
例えば、わり算が苦手なお子さまの場合、原因をたどると、かけ算の習熟度が不十分だったというケースもあります。苦手な単元があるときは、思い切って基本問題に立ち返るのが効果的です。基礎をしっかりと固めると、結果として応用問題にも対応できるようになります。
勉強のやり方がお子さまに合っているか見直す
一生懸命勉強に取り組んでいても、方法がお子さまに合っていなければ成果にはつながりにくい場合があります。書いて覚えるのが得意なお子さまもいれば、声に出して読むほうが記憶に残るお子さまもいるでしょう。
お子さまに合った学び方を見つけることが成績向上のカギといえます。「どんなやり方がやりやすい?」と話し合いながら、いろいろな学習方法を試してみてください。
結果だけでなく、学習の過程を振り返る
がんばっていてもテストの点数が伸びないときは、結果にだけ注目するのではなく、どこで間違えたのか、なぜそうなったのかをお子さまと一緒に確認しましょう。
間違えた原因を「ケアレスミス」「理解不足」「時間不足」などに分けて振り返ると、具体的な改善策が見えてきます。例えば、ケアレスミスなら見直しを意識する、理解不足なら前の単元を復習するなど、状況に応じた対策を考えてみてください。こうした振り返りの習慣は、お子さまが自分で学び方を工夫する力を育むことにもつながります。
成績表(通知表)でお子さまの成長を支える道しるべをつくろう
小学校の成績表は、周囲と比べるためのものではなく、お子さま自身の学習状況や成長の歩みを確認するためのものです。成績の評価だけに注目せず、所見欄や取り組みの姿勢からもお子さまのがんばりを読み取りましょう。成績表をきっかけに親子の振り返りの時間をもち、良かった点は自信に、課題は次の目標につなげていく姿勢が、これからの学びの支えとなります。
振り返りの中でお子さまの学習課題が見つかったら、「進研ゼミ小学講座」のタブレット教材「チャレンジタッチ」で、苦手を自信に変える家庭学習を始めてみてはいかがでしょうか。「チャレンジタッチ」は、学習指導要領に対応しており、「知識・技能」はもちろん、考えを深める「思考・判断・表現」や、みずから学ぶ「主体的に学習に取り組む態度」もバランスよく育める設計です。動画での丁寧な解説や、その場で間違いに気づける自動採点機能があるため、保護者のかたがつきっきりにならなくても、お子さま一人で「わかった!」を増やせます。日々の成功体験を積み重ね、次の成績表を確認するころにはさらに成長した姿に出会えるよう、ぜひ活用してみてください。
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