- 学習法
小学生の作文が上達する書き方のコツは?
原稿用紙の使い方も紹介

「作文が苦手」「作文で何を書けばいいかわからない」といった悩みを抱える小学生は少なくありません。書き方のルールやコツがわからないままでは、作文への苦手意識だけが強くなりがちです。しかし、テーマの選び方や内容の膨らませ方などを少し工夫するだけで、作文はぐっと書きやすくなります。
この記事では、小学生の作文の書き方が上達するコツと、保護者のかたがご家庭でできるサポート方法、原稿用紙の基本的な使い方などを紹介します。
<目次>
小学生が作文を苦手に感じるのはなぜ?
お子さまが作文を書くのに時間がかかったり、「何を書けばいいかわからない」と悩んでいたりする姿を見て、心配になる保護者のかたもいらっしゃるのではないでしょうか。小学生が作文を苦手に感じやすい背景には、上手に書かなければならないというプレッシャーや、自分の気持ちや考えを表現する難しさなどがあると考えられます。作文に限らず、日記や読書感想文など、自分の考えを文章でまとめる力は、短期間で身につくものではありません。
そのため、お子さまが作文に苦手意識がある保護者のかたは、細かい指摘や添削をするのは避け、まずはお子さまが作文に取り組んだ過程を認める姿勢を意識してください。お子さまがなかなか書き始められない場合は、テーマについて一緒に会話をしながら、書きたい内容を膨らませるサポートをすると効果的です。
また、作文に苦手意識があるお子さまには、ベースとなる読み書きなど、国語の勉強も欠かせません。ご家庭で国語の学習をサポートするには、家庭学習用の教材を活用する方法もおすすめです。例えば、「進研ゼミ小学講座」のタブレット教材「チャレンジタッチ」は、1回の7~15分程度と短時間で集中して取り組めるのが魅力のひとつ。お子さまの理解度に合わせた漢字学習や文章の読み方の練習など、作文に必要な基礎的な国語力を無理なく伸ばせる設計になっています。
お子さまの国語力を伸ばす学習方法について詳しくは、こちらのページをご覧ください。
国語力を伸ばすには?家庭でできる効果的な学習方法
小学生が作文を書くことで身につけられる力
小学生は、学校生活のさまざまな場面で作文を書く経験を積んでいきます。小学校低学年から、日記の宿題が出る学校は多いものです。身近な出来事や経験を短い文章にまとめたり、ご家族に手紙を書いたりする練習から始まる学校もあるでしょう。中学年、高学年へと進むにつれて、経験をもとに感じたり考えたりした内容を文章にするといった力が、より求められるようになります。
こうした日記や作文を書く経験の積み重ねによって、お子さまは文章力だけでなく、考える力や伝える力も少しずつ伸ばしていけます。小学生が作文を書くことで身につけられる力は、主に以下の3点です。
<小学生が作文を書くことで身につけられる力>
- 論理的思考力:作文に取り組む過程で、テーマ設定や構成の検討、主張と理由の整理など、筋道を立てて考えることが求められるため、論理的思考力が高まる
- コミュニケーション能力:作文を書くことが自分の考えを伝える訓練になり、日常会話やテストの記述問題にも応用できるコミュニケーションの基礎が培われる
- 自己認識力:作文を書く際に自分の感情や意見などを掘り下げる作業を繰り返すと、自分の価値観や考えを客観的に捉える力が育まれる
小学生の作文が上達する書き方のコツは?
作文が苦手なお子さまでも、取り組み方を少し工夫すると、少しずつ上達していきます。大切なのは、いきなり原稿用紙に向き合ったり、完成を目指したりしないことです。ステップを踏んで作文に取り組むと、お子さまはぐっと作文を書きやすくなるでしょう。
ここでは、お子さまの作文が上達する4つのステップを紹介します。
<小学生の作文が上達する4つのステップ>
- ステップ1:お子さまが興味のあるテーマを選ぶ
- ステップ2:作文を書く前に会話で内容を膨らませる
- ステップ3:実際に作文を書く
- ステップ4:保護者のかたがお子さまと一緒に文章を読み返す
ステップ1:お子さまが興味のあるテーマを選ぶ
お子さまが作文を楽しく書くには、テーマ選びが重要です。学校の宿題でもテーマを自由に選べる場合は、好きな遊びや最近楽しかった出来事など、お子さま自身が話したくなる内容を選ぶと、自然に書きたい気持ちが高まるでしょう。反対に、お子さまが興味のないテーマでは、何を書けばよいかわからず、筆が止まりやすくなります。
お子さまが何を書こうか迷っている場合には、保護者のかたが「今一番楽しいのはどんなとき?」「最近読んでおもしろかった本はある?」など、やさしく問いかけてみてください。作文のテーマがあらかじめ決まっている場合は、テーマに関連する身近な出来事で一番印象に残っている内容や、お子さまが好きなものを聞いてみるのもおすすめです。保護者のかたとの会話を楽しむ中で、お子さまの書きたい内容が見えてくる場合も少なくありません。
ステップ2:作文を書く前に会話で内容を膨らませる
作文のテーマが決まっても、すぐに書き出せないお子さまも多いものです。そのようなときは、保護者のかたがお子さまにいくつか質問をし、会話の中で内容を深掘りしてみましょう。
例えば「動物園に行った思い出」がテーマの場合、「動物園でどんなところが楽しかった?」「象さんのどんなところが印象に残っている?」など、インタビューごっこを楽しむ気持ちで進めるのがおすすめです。無理なく話が広がるだけでなく、話した内容がそのまま作文の材料になります。
ステップ3:実際に作文を書く
テーマや内容がある程度まとまったら、お子さまが作文を書くステップに入ります。この段階では完璧な文章を求めず、最後まで書き上げることを目標にしましょう。
お子さまの手が途中で止まったら、保護者のかたが続きを書けるようサポートしてください。ステップ2の要領で「このときはどんな風に思ったのかな?」などと問いかけると、内容を新たに膨らませられます。過度な口出しは控え、お子さまのペースを尊重する姿勢が大切です。
ステップ4:保護者のかたがお子さまと一緒に文章を読み返す
お子さまが作文を書き終えたら、保護者のかたと一緒に読み返して推敲する時間をとりましょう。文章を見直すと、伝えたい内容がよりはっきりし、表現力も少しずつ高まっていきます。
お子さまの作文を一緒に読む際、保護者のかたは良かった点を見つけてほめるのが何より大切です。わかりにくい部分があれば、「ここはどういうことかな?」とやさしく尋ねてください。お子さまが自分の文章を客観的に見つめ直すきっかけになり、その経験が次の作文にも生かされます。
作文の書き方の基本、原稿用紙の使い方をおさえよう
作文を書く際は、原稿用紙の使い方を理解することも大切です。基本的な決まりを知っていないと、せっかくよい文章を書いても減点の対象になったり、読み手に伝わりにくくなったりする場合があります。
なお、原稿用紙の使い方は、教科書によって異なる場合があるため、お子さまの学校でどのような指導になっているかを確認したうえで取り組むと安心です。ここでは、一般的な原稿用紙の使い方として、おさえておきたいポイントを紹介します。
<一般的な原稿用紙の使い方>
- 1マスに1文字書き、小文字の「っ」「ゃ」「ゅ」「ょ」も1マス使う
- 句読点やかぎかっこも、1マス使うのが原則。ただし、句読点は行の始めには書かない
- 題名の上は3マスあける場合が多い(厳密には決まっていない)
- 題名の次の行に学年と組、名前を書く。組と名前の間は1マスあける
- 段落の書き始めは1マスあける
- 会話文を書く際は、行を変えてかぎかっこを使う
小学生の作文の書き方が上達するご家庭でのサポート
お子さまの作文の書き方が上達するには、学校の学習だけでなく、ご家庭での関わり方も大きな役割を果たします。ここでは、保護者のかたが無理なく取り入れやすい、作文上達に向けたサポートを紹介します。
<お子さまの作文の書き方が上達するご家庭でのサポート>
- よい文章をたくさん読む
- 日常的な会話の積み重ねで語彙力を育てる
- 保護者のかたとお子さまとで交換日記をする
よい文章をたくさん読む
お子さまが上手に作文を書けるようになるためには、よい文章にふれる経験が欠かせません。教科書に掲載されている説明文や物語、図書館で借りた本、作文コンクールの受賞作品など、さまざまな文章を読むと、表現の幅や語彙が自然と増えていきます。読むことは、書く力の土台づくりといえるでしょう。
教科書や本などの文章を保護者のかたも一緒に読み、感想を話し合うのもおすすめです。お子さまがよい文章の形や表現を知るきっかけのひとつになります。お子さまが気に入った表現や文章を書き写したり、音読したりするのも、表現の幅を広げたり文章のリズムをつかんだりするうえで効果的です。
日常的な会話の積み重ねで語彙力を育てる
ご家庭での会話は、お子さまの語彙力や表現力を育てる大切な機会です。短時間でもよいので、学校での出来事だけでなく、ニュースや趣味、感じたことなど、いろいろな話題についてお子さまと会話を楽しんでください。
その際、保護者のかたは「どんな気持ちだったの?」「どうしてそう思ったの?」などとお子さまに問いかけてみましょう。お子さまが自分なりの言葉で表現したら、「その言葉、いいね!」とぜひほめてください。保護者のかたからのポジティブな反応が、お子さまの自信につながります。
保護者のかたとお子さまとで交換日記をする
作文の練習が負担になりやすいお子さまには、ご家庭で交換日記を取り入れてみるのもおすすめです。短い文章でも構わないので、気持ちや出来事を書いて伝える楽しさを感じてもらうことを目的にしましょう。お子さまが自由に書けるよう、形式にこだわらないのが続けるコツです。
保護者のかたは、お子さまの文章を否定せず、ポジティブな言葉で返事を書いてください。「気持ちがよく伝わってきたよ」「そんなことがあったんだね」と共感すると、お子さまの自信につながり、書く意欲も高まっていきます。
小学生の作文の書き方が上達するには、小さな積み重ねが大切
作文の書き方が上達するには、特別な才能よりも、日々の小さな積み重ねが何より大切です。読む、書く、振り返るといった経験を積み重ねると、お子さまの表現力は着実に伸びていきます。ただ、忙しい毎日の中で、保護者のかたが常に寄り添い続けるのは難しい場合もあるでしょう。
そのようなときは、家庭学習用の教材を活用するのもひとつの方法です。「進研ゼミ小学講座」のタブレット教材「チャレンジタッチ」は、お子さまの学年や理解度に合わせて、書く力や考える力を段階的に伸ばせる仕組みになっています。赤ペン先生による添削指導では、良いところをほめながら伸ばす指導が行われ、学習への前向きな気持ちも育まれます。
さらに、小学3~6年生向けのオプション教材「作文・表現力講座」では、さまざまな文章にふれながら、自分の考えを伝える力をより実践的に身につけられます。まずは無料体験で、「進研ゼミ小学講座」のタブレット教材「チャレンジタッチ」を試してみてはいかがでしょうか。
- 「赤ペン先生」「赤ペン」は(株)ベネッセコーポレーションの登録商標です。
- ここでご紹介している教材・サービスは2026年3月現在の情報です。教材ラインナップ・デザイン・名称・内容・お届け月などは変わることがあります。









