演出家 石山 英憲さん
演出家

石山 英憲 さん

日本大学芸術学部 映画学科演技コース 卒業
受講歴:「進研ゼミ」小学講座

「進研ゼミ」の思い出は?

赤ペン先生は全否定をせず、間違っていても、こちらの考えや答えをちゃんと尊重してくれていました。例えば、別の方法が考えられるよね、とアドバイスをくれたりして、赤ペン先生の添削はすごく自分にとって心地よかった記憶が残っています。

「進研ゼミ」はどのように活用していましたか?

毎月教材が届いたら一度パラパラめくってはおきますが、主に復習で使っていました。授業中に「進研ゼミにもあったな」と思って家に帰り、学校の授業だけではわからない所、理解できなかった所を「進研ゼミ」で補っていました。

「進研ゼミ」の経験が今の仕事や人生に活かされていますか?

今、演出家として活動していますが、ワークショップや舞台の演出などでいろんな年代の役者さんと関わる際に、赤ペン先生の否定しないやり方がとても活きていると思います。例えば演技指導をする時、一方的に答えを押し付けるのではなく、ちゃんと相手の答えや考えを尊重した上で正しい方向に導いていくように心がけていて、そういうところは「進研ゼミ」をやっていた時に養った考え方だと思います。当時の学校の先生や赤ペン先生が、いいところを認めて伸ばしてくれたので、それが僕の指導法の原体験になっていて、誰かの悪い所を否定するよりも、まずいい所を見つけてあげるというのが仕事でも役立っています。

学び続けることの大切さとは?

学ぶことは自分の可能性を広げてくれるものだと思うので、どの年代になっても絶対的に必要だと思います。役者さんでも、学ぶことを小さい頃から与えられて知っている人と、学ぶことの大切さを知らない人とでは、成長速度が違います。また、人に教えられることの大切さを知っている人とそうじゃない人でも、その成長速度が違う気がしています。だから、若いうちに学べる時に学んでおくことはすごく大切なことだと思います。学んだ知識そのものもそうですが、人からの学びを受け入れる素地があるかないかというのは、その後の成長にものすごい違いがあります。

最後に、学生のみなさんにメッセージをお願いします。

継続することの大切さ、何かを続けることの偉大さを感じることがあります。すぐあきらめてしまって、あきらめ癖がついているうちは、それを感じ取ることはできません。だから、何か嫌だったらすぐあきらめるのではなく、続けていくことで後の自分にものすごい力を与えてくれることもあるということを知っておいてほしいと思います。やはり「継続は力なり」です。何か目標を見つけて、それに向かって日々何かを得る姿勢を、大事に育くんでください。

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