荒川 大史 さん
明治大学 法学部 卒業
受講歴:「進研ゼミ」小学講座
小学校高学年の時にテストの点数を見て、親が塾にするか通信教育にするか考えて、「進研ゼミ」を始める流れだったと思うんですが、当時は全然勉強が好きじゃなくてゲームばかりやっていたんです。でも、「進研ゼミ」のテキストをやると貼れるシールがあって、カレンダーにシールを貼っていくとだんだん絵が仕上がる。それが楽しくて勉強し始めたのを覚えています。そうやってちゃんと勉強すると、やっぱりテストの点数が上がるので、それで勉強の好循環に入れた、というのがあります。
それから、赤ペン先生。添削やメッセージの具体的な中身までは覚えていないんですが、丁寧に返してもらった記憶があります。子供ながらに、これは誰が書いてるんだろうって思っていました。毎回クオリティの高い文章を書いて返してくれるので、本当にすごいです。担任制だからできることだと思うんですが、紙の上でのコミュニケーションでも成長過程を見てくれる感じもあって、勉強の楽しさを感じられたり、できるとほめてくれることで、楽しい、うれしい、という成功体験が積み上がった気がします。
今の仕事を成功体験がきっかけでチャレンジできている、という意味では「進研ゼミ」がつながっている部分があると思います。僕は、とりあえず行動するチャレンジ精神がある方ですが、自分の興味があることじゃないと続かないと思っています。
今も昔も変わっていなくて、表現の仕方が変わってきただけ、ととらえています。昔から検索エンジンを1つの人格みたいにとらえていて、単なるシステムと思っていないので、何か検索したいことを打ち込んだら、うまく解釈していろんな所から知見を返してくれる、という1つの芸術作品みたいにとらえています。その結果の伝え方、コミュニケーションの人との取り方が、今までは検索結果というものでしたが、それをもう少しかみ砕いて人間の言葉でAIが返してくれるように進化した、と思っています。
だから、いろんな知見を吸収して、情報を求めてる人に最適な答えを返すというスタンスは変わっていなくて、表現の仕方が変わっただけ。つまり、AIが何か意志を持っているということではなくて、人間が蓄積してきた知見をAIが単純に最適解として言葉で表現しているだけだと思います。
いつから始めても遅くない、ということをお伝えしたいです。僕は大学で法学部に進みましたが、学生時代に夢中になったITをきっかけに、全く別の業界の広告代理店に就職しました。そして、現在は独立していますが、いつから、何歳からでも、ちゃんと真面目にやりさえすれば評価は後からついてくるものです。だから、いつからでもいいので、自分が興味もったことにチャレンジすることが、すごく重要だと思います。もう遅いよ、とあきらめずにやることが、重要なので、興味があるものをやってほしいです。