コピーライター 中新 大地 さん
コピーライター

中新 大地 さん

就実大学 人文科学部 卒業
受講歴:「進研ゼミ」小学講座

「進研ゼミ」はどのように活用していましたか?

正直あんまり勉強が好きではないタイプで、学校の宿題とかも後回しにしちゃう方でしたが、「進研ゼミ」のテキストには時間の目安が書いてあったので取り組みやすかったのを覚えています。時間の割り振りがしてあると1日の計画が立てやすくて、例えば、学校から帰って友達と遊ぶ集合時間までの間の30分でできる教材を「進研ゼミ」の中で探してやるなどしていました。自分でプランニングがしやすかったので、効率よく、あまり苦にならない時間配分で使っていました。

「進研ゼミ」の思い出は?

小学校低学年の頃は北海道に住んでいて、例えば「進研ゼミ」で夏に昆虫の特集が組まれてたり、付録が付いてきたりすると、その中に出てくる昆虫を実際に捕まえに行けるくらいすごく自然豊かな所でした。だから、よく「進研ゼミ」のマンガで、テストや受験のシーンで「進研ゼミで見たやつだ!」ってセリフがありますが、僕の場合は日常でも「進研ゼミだ!」って思いながら遊んでいた記憶があります。
あとは、国語の読解問題です。例えば、小説を引用して、筆者がどういうことが言いたいのか問われる問題があったとしたら、「進研ゼミ」の解説はかなり細かかった記憶があります。心情を問う問題には、絶対的な回答というのは正直ないと思うんですが、僕が思った回答以外の回答も付け加えてあったり、作者の情報も詳細まで載っていたので、後からなんでこの作者はこういう作品を作ったんだろうと考えた時に、調べやすかったり、後から意味付けがしやすかった記憶があります。当時から本をたくさん読んでいて、読書感想文で賞をもらったこともあるんですが、「進研ゼミ」で自分のまだ知らない作品が世の中にあることを知ったり、自分では図書館で借りないような内容に触れられることを楽しく感じていました。「進研ゼミ」で好きなことに出あう機会をいっぱいもらったと感じています。

「進研ゼミ」の経験が今の仕事や人生に活かされていますか?

大学時代までは博物館の学芸員になりたいと思っていて、伝統工芸とか、日本の歴史とか、伝統的な技術にすごく関心があったんですが、それには「進研ゼミ」の体験教材の影響があったように思います。年長か小学校1年生の時だったと思うんですが、自分で紙すきをして伝統工芸の和紙を作る教材があって、小さい時にそういったものに触れる機会があったり、そういう仕事や技術があることを「進研ゼミ」で知ったことで、将来のなりたいものを決める入り口の1つになったように思います。

勉強への向き合い方のアドバイスは?

結局のところ、「何のために勉強するか」とか、「勉強したことを何に活かすか」ということが大事だと思います。まだ小学生・中学生にはそこまで考え抜くのは難しいかもしれませんが、惰性でやらず、ちゃんと意味づけをしながら勉強すると、勉強することの意欲ややったことの充足感が得られやすくなると思います。
今の時代はいろんな情報があふれていますが、勉強に限らず、今後の人生のキャリア形成においても、私生活においても、自分で選択・決定して行動することがすごく大事ですし、それが求められている時代だと思います。

最後に、学生のみなさんにメッセージをお願いします。

人との接点が、家・学校・部活だけだと狭すぎるので、もう1つ、ちょっと遠い所に”計画された偶然のポイント”を1つ置いておくと、それを線で結んだ時に可能性の最大値が大きくなると思います。そこで、いろんな年代、いろんな働き方をしている大人と接することや話をすることによって、自分の価値観を広げてほしいです。
そして、自分で選んだ道、興味を持ったことに対して、臆することなく突き抜けていってほしいです。途中でつまずくことや違ったと思うこともきっとあると思うんですが、必ずどこかで活きてくるので、走り続けてほしいです。失敗しても、そこから何かを得られるので大丈夫という思いで挑戦してください。

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