牟田 祐樹 さん
明治大学 農学部 卒業
受講歴:「進研ゼミ」小学講座
テストを出すと赤ペン先生が添削してくれて、コメントも書いて返してくれるのがうれしかったのを覚えています。ちゃんと先生が見てくれていることが、「進研ゼミ」を毎月続けるモチベーションの1つになっていたとすごい感じています。結果的に、自主的に机に向かう習慣もついたと思っています。
高校生だった時、陸上をしている中高生を対象にした講演会で聞いた話が印象的で、今でも大切にして実践している考えがあるんです。それは、「1つのことに集中するために、あえて逃げ道を作る」ということ。例えば、スポーツに真剣に集中するために、あえて勉強の道もがんばる。そうすれば、もし陸上がダメでも勉強の道に進めばいいや、という逃げ道を作ることで、本当にやりたいスポーツに集中できるという考えです。だから、中高生の時は、スポーツと勉強を両立しているというよりは、「スポーツをもっともっと真剣にやりたいからこそ、勉強にも力を入れる」というモチベーションで勉強していました。
隙間時間を大切にしていました。通学時間が約2時間もあったので、携帯いじるとか、ゲームするとかはせずに、電車の中で勉強していました。あとは、毎日朝早く出て夜は遅い生活でしたが、授業は意地でも寝ないように意識していました。
入学前や小学生の頃に大きな夢を持っていた人も、大人になっていくにつれて、現実的な目標になり、身のほどをわきまえた夢に変わっていくことが多いように思いますが、まわりの声とか情報とかをすべてシャットアウトして、自分の中で本当にやりたいことってなんだろうとか、夢ってなんだろうって考えると見つかると思います。そして、それが身のほど知らずな夢だったとしても、自分で自覚した目標であれば、どんな大きい壁とか辛いことでも乗り越えられるんじゃないかと思っています。だから、本当に自分が心の底からやりたいことってなんだろうっていうことをゆっくり考えられる時間を作ってほしいです。
進路選択は、私もものすごく悩みます。周りからこうしろ、こうした方がいいんじゃないかって言われることもありますが、意見としては聞き、自分の中で本当に後悔しない道はどっちだろうと自問自答して、後悔しない道を選ぶようにしています。例えば、大学に行くときも、社会人で陸上を続けるかどうかも、どこのチームで陸上を続けるかも、どんな選択の時も、常に自分の中で後悔しない道を選んできたので、今、後悔はありません。だからみなさんも、周りがなんて言おうと後悔しない道を選んでほしいです。そうすれば自然と努力もできると思いますし、苦しいことも乗り越えられると思うので、その考えを大切にしてがんばってほしいです。