山口 真由さん
法学者

山口 真由 さん

東京大学大学院 法学政治学研究科 博士課程 修了/
ハーバード・ロー・スクール 修了
受講歴:〈こどもちゃれんじ〉・「進研ゼミ」小学講座

「進研ゼミ」の思い出は?

赤ペン先生がすごくきれいな字でほめてくれたり、指導してくれたことです。ずっと同じ先生に見てもらえていたことや、学校ではない「自分の居場所」みたいなものができたこともよかったです。あとは、努力した分だけポイントがどんどん増えていく方式なのも、ゲームみたいですごく楽しかったです。やればやるだけ全国テストの順位が上がっていく、もらえる商品が増えていくっていうのは、成功体験の積み重ねになったと思います。

「進研ゼミ」はどのように活用していましたか?

教材が学校の教科書に対応していたので、授業と「進研ゼミ」の両方をやって、わからなかったところを何回か解く、という形で活用していました。実は中学の時に全国模試で1位をとったんですけど、その時は学校ではやっていない勉強を先取りしてやっていました。「進研ゼミ」はできなかったら戻ってもいいし、できたら先に進むこともできるので、そうした自分のペースで学習できる経験がすごく役立ったんだと思います。この時期に、塾に行かなくても自分で勉強するという習慣がついていたことは、その後の自分の勉強の基礎体力になっていると思います。

自学自習の力はどう身につけましたか?

私は親に言われて勉強した記憶がなく、いつも自分で机に向かって、自分でやろうって思ってやっていました。「毎日歯磨きするんだから、勉強も同じように毎日するものだ」という具合にとらえて、勉強をすることがあたり前になっていました。でも勉強時間は最初は少なくて、1日15分程度。問題数も多くはないし、物足りないって思うくらいでしたけど、小学生が毎日1時間勉強するのってけっこう大変なことなので、ちょうどよかったと今は思います。

自学自習の力はどう身につけましたか?
勉強で大事なポイントは?

やっぱり習慣化ということと、もう一つは、反復することの大切さです。私はすごく反復が得意なんですけど、それは「進研ゼミ」でくり返し解くことへの抵抗がなくなっていたおかげだと思います。問題は1回解けて安心していても、次に時間をおいて同じ問題が出た時に意外と解けなかったりする。だけど、反復していると記憶が定着してくるので、そういうことがなくなる。だから反復が苦にならないっていうのは成績を上げるための大事な要素だし、そういう意味では「進研ゼミ」は私の反復と継続の基礎になっていると思います。

「進研ゼミ」の経験が今の仕事や人生に活かされていますか?

私はひらめきがあるタイプでもないし、天才的に論理的なわけでもない。だけど、どんな状況にあっても、やると決めたらやるという力は強みだと思っています。「進研ゼミ」は自分との約束なので、遅れても何か罰があるわけじゃないですが、「自分との約束を守り続ける」というその経験をしてきたことが大きかったと思います。どんなに遊びたくても、テレビがおもしろくても、15分だけは時間を取ると決めて続ける。その決めたことをやる、やればできる、という経験が積み重なることが、将来的に自分の強みになったと思います。

最後に、学生のみなさんにメッセージをお願いします。

あきらめずに続けてほしいです。私は勉強がつらい感覚がすごく好きなんです。なぜかというと、これは本気で勉強した人だけがあたる壁だからです。勉強をがんばり始めた頃はどんどんわかるようになるからすごく楽しいのに、そのうちつらくなって全然伸びなくなる。でもやり続けていると、そこからもう1回目の前が開ける時が来るので、チャレンジする気持ちを失わずに、がんばってほしいです。

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