辻田 寛明さん
夢中教室WOW! 代表

辻田 寛明 さん

東京大学大学院 経済学研究科
経済専攻経済学コース 修士課程 修了
受講歴:「進研ゼミ」小学講座

どんな子どもでしたか?

好奇心も強い方だったし、知ることがすごく好きな子どもでした。「進研ゼミ」の付録には好奇心を満たしてくれるものが多いので、勉強なんだけど苦じゃなくて、すごく楽しくやれていました。自分で何か読んだり、学んだりすることが好きだったので、自宅で自分のペースでやれる「進研ゼミ」の勉強のやり方が合っていたんだと思います。

当時の教材を大切に保管:左

▲当時の教材を大切に保管

「進研ゼミ」の思い出は?

やっぱり赤ペン先生とのやり取りです。毎回手書きでコメントをくれるのがうれしくて。元々あんまりきっちりできるタイプではないんですが、スケジュール通りに提出するとシールがもらえて、プレゼントに交換できるんですよね。それで、当時一番高ポイントだったポータブルテレビが欲しくて、がんばってちゃんとやっていました。

大学進学はどのように決めましたか?

子どもの頃から大学受験まで通して、親から勉強しろって言われたことはあまりありません。そもそも高3になるまでどの大学に行きたい、何がしたいっていうのがあったわけじゃなかったんです。中高は部活しかしていなかったですし、部活を引退した後も成績はそれほどでもなくて、東大はE判定でした。でも当時仲が良かった子が東大に行くと聞いて、じゃあ僕も行きたいなと思って、それからがんばり始めたんです。それくらい軽い気持ちで東大を目指しました。

「進研ゼミ」の経験が今の仕事や人生に活かされていますか?
「E判定から合格」の逆転ストーリーを教えてください。

1年間の浪人時代はさすがに予備校に行きましたが、現役での受験時は塾には行かずに、学校での勉強と自学でがんばりました。合格するまでに各教科何点必要かという目標をまずは作って、そこから3か月ごとの中期目標を作って取り組んでいました。参考にしたのは東大合格を描いた有名なマンガです。ちょうどドラマをやっていた時期だったので、これはいいかもしれないと思ってマンガを全巻買って、一気に読んでかなり参考にしました。

東大合格に向けて工夫していたことはありますか?

毎日寝る前に15分ぐらい時間を取って、ノートに日付と勉強した内容・時間を書いていました。そこで大切なのが、教科書とか見ずに何を学んだかっていうのを頭の中だけで振り返ること。学んだことをシンプルに書き記して、それを自分で「よくやった!」とか自己評価もしていました。そして、その日にやれなかったものは次の日に持ち越して次の日の目標として書くようにしていました。
それから、「学ぶ」という中に「楽しさ」を探すことも大事にしていました。例えば苦手な英語であっても、なんとか英語を楽しいものだと思えるように、自分の好きなマンガの海外版を買って読んだこともあります。

「進研ゼミ」の経験が今の仕事や人生に活かされていますか?

何でも興味があったらやってみる思考や姿勢、勉強を楽しいと思う力は、小学生の頃に養ったと思っています。今の仕事は、子どもたちの興味があることに伴走するスタイルなので、子どもの頃の勉強が楽しかった経験が今の仕事にも活きていて、子どもたちが興味のあることをやっている姿に「それって楽しいよね」「学ぶって楽しいよね」と認め、自信をもってサポートできています。

最後に、学生のみなさんにメッセージをお願いします。

「学ぶって楽しい」ということを実感することが一番大切だと思います。学んでいること自体を楽しいと思えると、どんどん自分でもやるようになるし、知識の吸収率も上がると思っています。だからまずは「なぜその勉強をするのか」を「学ぶ楽しさ」に変換して、ちゃんと自分の中で落とし込むことをおすすめします。

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